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2013
04.27

訪問者

今日の一冊:訪問者

訪問者訪問者
(2009/05/14)
恩田 陸

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<概要>
山中にひっそりとたたずむ古い洋館-。
三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が立てたその館に、
朝霞家の一族が集まっていた。
千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。
晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。
「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」
孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?
一堂に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!
冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。
数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた。
果たして、「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?
そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った-。
嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー!

<感想>
ちょっとミステリー系が続いたので、恩田陸さんのファンタジーを、
と思っていたのに、なぜかまたミステリーになってしまった。

大富豪の兄弟たちが遺産を巡っていさかいを起こしている中起きた、2つの不審死。
不審死を遂げた峠昌彦の友人、井上が謎を解こうと現場に踏み込んでいくけれど、
そこでさらに人が死に、館からの一本道もがけ崩れでふさがれてしまうという、
ものすごーくオーソドックスな話。

謎解きの結果自体は、そうきたか~、という程度でそう驚きもなかったけれど、
最後の幕引きのところは何となく、今までは読んだことのないパターンでした。
が、すごい物語自体がライトで、あっという間に読み終わってしまった。

超オーソドックスだったし、謎も特にすごいものでもなく、物足りなさ感が残ってしまった。
やっぱり恩田陸はファンタジーの人かな、という気がしました。
というわけで、評価は△(5段階の下から二番目)です。



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2013
04.19

真夏の方程式

Category: 推理もの
今日の一冊:真夏の方程式

真夏の方程式真夏の方程式
(2011/06/06)
東野 圭吾

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<概要>
夏休みを叔母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。
仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。
翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。
その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。
彼はなぜ、この美しい海を誇る街にやって来たのか・・・。
これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは-。

<感想>
またまた久しぶりに、東野圭吾さん。
一番お気に入りのガリレオシリーズです。

今回は事件が起きたのが、湯川の出張先という変わったパターン。
初期の短編以来、久々に男の子とのコラボでした。
犯人は途中でなんとなくわかっていましたし、
サブ主人公的な成美ちゃんも何かあるという雰囲気が、かなり初期の頃から描かれていて、
謎解きという意味ではあまりそんなに工夫があったとは思えませんでした。

でも、湯川が恭平君に影響を与えて、恭平君がだんだん変わっていく様子や、
事件の幕のひき方に、ほかの東野さん作品とは違う、
なんだか優しい感じが出ていて、ガリレオシリーズらしかったです。

ガリレオシリーズがちょうどテレビではじまったようで、
ずいぶん前にやっていたテレビシリーズの再放送をなんとなく見てしまいました。
やっぱり、福山っていうのは合わないし、
草薙があまりにチョイ役過ぎて残念。
なかなか映像は原作を越えられないですね。

謎解きだけだとちょっとだけれど、
心温めてくれる部分にちょっとプラスを加えて、
評価は○(5段階の真ん中)です。


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2013
03.27

鉄鼠の檻

今日の一冊:鉄鼠の檻

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
(2001/09/06)
京極 夏彦

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<概要>wikipediaより
とある商談のため、箱根山中の旅館「仙石楼」に滞在していた骨董商、今川雅澄は、姑獲鳥の夏の一件以来東京を離れて同旅館に居候していた久遠寺嘉親と出会う。時を同じくして、仙石楼へとやってきた中寺敦子と同僚の記者・飯窪、カメラマンとして同行した鳥口守彦。彼女らは科学雑誌「稀譚月報」の取材のため、「明慧寺」を訪れようとしていた。だがその「明慧寺」は京極堂こと中寺秋彦をしてその存在を聞いたことがないという寺でもあった。
そんな中、仙石桜の庭園に忽然と僧侶の死体が現れる。周りに足跡はなく、不可解な現場に旅館は騒然となる。さらに乗りこんできた神奈川県警の横暴な捜査に業を煮やした久遠寺老人は榎木津に捜査を依頼し、関係者一同で明慧寺に乗り込む。そこには外界と隔絶された閉鎖的で独自の社会が形成されていた。同じ頃、京極堂は友人からの依頼で古書を運び出すため、箱根山を訪れていた。
関口をして「檻」と形容する明慧寺。その中で次々と僧侶たちが殺されていく。警察にも手に負えない明慧寺に憑いた闇を、京極堂が落とす。


<感想>
京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの4巻目。
冗談みたいな厚さがパワーアップしていました。
全部で1300ページを超えたとは!

今回は箱根の山中のずっと知られていなかったお寺が舞台。
そのお寺のお坊さんたちが、どんどん殺されていきます。

宗教や歴史などに絡んだ話というのはいつものことですが、
今回は舞台装置作りに、これまでより以上に手間と時間をかけていたようでした。
成立年代のわからない、しかも京極堂も知らないお寺。
しかも、曹洞宗臨済宗の両方が混在するお寺。

お寺と隣接する旅館にやってきたのは、いつものメンバーに加えて、
シリーズ第1作姑獲鳥の夏に出てきた久遠寺老人と、
同じく姑獲鳥の夏で行方不明になっていた菅野が、僧として登場。
さらに、年を取らない謎の幼女。

これだけの舞台装置の中で、次々と起きる殺人に、
榎木津はお寺の中には犯人はいない、というし。
最後の謎解きで、また本当にきれいにまとめていく京極さんの手腕はほんとにすごいですね。

殺人が悟った人を悟った順に行われた、という結果には、
ちょっと鳥肌、というか、
僧侶たちの妄執のようなものを、関わったこともないのに、
なんだか実感したような気分になりました。

毎回のことですが、ほんとにすごいですねぇ。
京極夏彦さんが、どれだけ宗教関係の本を読み込んでいるのか。
知識に本当に脱帽です。

そんなわけで、評価は◎(5段階の上から2番目)です。



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2013
02.22

魍魎の匣

今日の一冊:魍魎の匣

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)
(1999/09/08)
京極 夏彦

商品詳細を見る



<概要>
箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女たちの四肢。
そして巨大な箱型の建物-
箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人事件を結ぶ。
探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。
果たして憑物は落とせるのか?


<感想>
友人に勧められた、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの2巻目。
とにかく、冗談みたいな厚さに笑ってしまいました。
文庫本1冊で1,050ページ!こんな本があるなんて。

これで面白くなかったらどうしよう、なんて思いながら読み始めたのですが、
失礼なことを考えて沁み余した。
本当に久々に、読むのをやめることができなくなるほど面白かったです。
このページ数で中だるみなし。
650ページを越えたあたりからの謎解きに入ってから残りは、
一気に読んでしまいました。

詠んだ後で知ったのですが、
百鬼夜行シリーズの中でも最高傑作と言われているそうですね。
ここでもう最高のを読んだと思うと微妙な気もしますが、
とにかく、気持ちいいくらいにうまい話でした。


後半400ページ弱の謎解きは、中身がすっきりとして、
しかも読み応えのある展開でしたけど、
それ以上に文章がすごく良かったです。

怒涛の展開の中でも、匣の中をのぞいた被害者が、
彼岸に行ってしまったんだ、という言葉が、本当に絶妙!
何が起きたか全くわからないのに、なんか納得してしまう。

また覗きたくなってしまった、覗かずにいられない人達が、
匣に引き寄せられていく様子も、息をのむ感じでした。

殺されていく人たちの殺され方は、私の苦手なかなりグロイ感じなのに、
なんかとても美しいものなんじゃないか、という気がするほど。
非現実的な、あちら側の世界の感じもうまく出ていて。

今まで読んでいなかったのがもったいないと思うほどでした。
そんなわけで、評価は★(5段階の一番上!)です。

時間ができたらぜひ、一度だまされたと思って、ぜひ読んでほしい作品です。



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2013
02.02

重力ピエロ

今日の一冊:重力ピエロ

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
(2006/06/28)
伊坂 幸太郎

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<<あらすじ>>by wikipedia
仙台の街で起こる連続放火事件。放火現場の近くには必ず奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎を解き明かしたとき、その先に見えてくるものとは・・・。


ここから感想です。

伊坂幸太郎の出世作、と聞いています。
伊坂さんの作品はこの本とゴールデンスランバーの映像しか見ていませんけれど、
独特の世界観がある感じがしますね。

実はこの本、読んだのは2度目なのです。
いつものように図書館に行ったときふと見たら、リサイクル用本棚に置いてあって、
そういえばいい話だったし、もう一度読んでみようかと思って手にとりました。

母が暴行を受けたことで生まれた父親違いの仲の良い兄弟。
放火犯を兄弟で追いかけて、謎を明らかにしてくストーリーがメインのように見えますが、
裏側に、家族ってこういうものでしょ、こうであったらいいよね、
という夢というか、願いのようなものが繰り返し繰り返し描かれていて、
ミステリーというよりは、感動ものという側面が強いような気がします。

なんといっても二人が大好きなお父さんが本当に素敵です。
血のつながらない息子に、お前は俺に似て嘘が下手だ、というセリフは、
本当にうるっときてしまいました。

どこかの書評にもあったような気がしますけど、
殺人事件が起きているというのに、読み終わったときなんだかすっきりと、
さわやかな気持ちになるような作品は珍しいですよね。

伊坂さんは、また別の作品も読んでみたい気がする作家さんの一人です。


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