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2013
03.27

鉄鼠の檻

今日の一冊:鉄鼠の檻

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
(2001/09/06)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>wikipediaより
とある商談のため、箱根山中の旅館「仙石楼」に滞在していた骨董商、今川雅澄は、姑獲鳥の夏の一件以来東京を離れて同旅館に居候していた久遠寺嘉親と出会う。時を同じくして、仙石楼へとやってきた中寺敦子と同僚の記者・飯窪、カメラマンとして同行した鳥口守彦。彼女らは科学雑誌「稀譚月報」の取材のため、「明慧寺」を訪れようとしていた。だがその「明慧寺」は京極堂こと中寺秋彦をしてその存在を聞いたことがないという寺でもあった。
そんな中、仙石桜の庭園に忽然と僧侶の死体が現れる。周りに足跡はなく、不可解な現場に旅館は騒然となる。さらに乗りこんできた神奈川県警の横暴な捜査に業を煮やした久遠寺老人は榎木津に捜査を依頼し、関係者一同で明慧寺に乗り込む。そこには外界と隔絶された閉鎖的で独自の社会が形成されていた。同じ頃、京極堂は友人からの依頼で古書を運び出すため、箱根山を訪れていた。
関口をして「檻」と形容する明慧寺。その中で次々と僧侶たちが殺されていく。警察にも手に負えない明慧寺に憑いた闇を、京極堂が落とす。


<感想>
京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの4巻目。
冗談みたいな厚さがパワーアップしていました。
全部で1300ページを超えたとは!

今回は箱根の山中のずっと知られていなかったお寺が舞台。
そのお寺のお坊さんたちが、どんどん殺されていきます。

宗教や歴史などに絡んだ話というのはいつものことですが、
今回は舞台装置作りに、これまでより以上に手間と時間をかけていたようでした。
成立年代のわからない、しかも京極堂も知らないお寺。
しかも、曹洞宗臨済宗の両方が混在するお寺。

お寺と隣接する旅館にやってきたのは、いつものメンバーに加えて、
シリーズ第1作姑獲鳥の夏に出てきた久遠寺老人と、
同じく姑獲鳥の夏で行方不明になっていた菅野が、僧として登場。
さらに、年を取らない謎の幼女。

これだけの舞台装置の中で、次々と起きる殺人に、
榎木津はお寺の中には犯人はいない、というし。
最後の謎解きで、また本当にきれいにまとめていく京極さんの手腕はほんとにすごいですね。

殺人が悟った人を悟った順に行われた、という結果には、
ちょっと鳥肌、というか、
僧侶たちの妄執のようなものを、関わったこともないのに、
なんだか実感したような気分になりました。

毎回のことですが、ほんとにすごいですねぇ。
京極夏彦さんが、どれだけ宗教関係の本を読み込んでいるのか。
知識に本当に脱帽です。

そんなわけで、評価は◎(5段階の上から2番目)です。



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