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2013
01.16

憑物語 その2

今日の一冊:憑物語-ツキモノガタリ-

昨日に引き続きの憑物語です。
残り1/3ほどしかなかったので、あっさり詠み終わってしまいました。

今日は012から最後まで。
ネタバレ感想はいつものように続きを読む、からどうぞ。
また、001から011までは、こちらをどうぞ
・憑物語


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第体話 よつぎドール(012~019)

状況はよくわからないまでも、妹たちと神原駿河(かんばるするが)が心配で、
とりあえず神原家に斧乃木余接(おののきよつぎ)と急行した阿良々木暦(あららぎこよみ)。

駿河の部屋に入ってみると、予想通り部屋に3人はいなかった。
残っていたのは、まだぬくもりの残った布団と、折鶴一羽。
持ちあげると、いきなり千羽鶴になったそれは、
3人を誘拐した手折正弦(ておりただづる)の犯行予告だろうという。

余接と暦はまた一度余弦の元に戻り、余弦に状況を説明した。
正弦は、妖怪関係の専門化のネットワークの元締めといえる、
臥煙伊豆湖(がえんいずこ)の派閥に属さないはずれ物の専門家で、
基本的には、私怨でしか動かないという。

正弦の狙いはおそらく、不死鳥を体に宿す暦の妹、月火(つきひ)ではなく、
元々怪異の王と言われていた元吸血鬼、忍野忍(おしのしのぶ)と暦だという。
これから暦は、吸血鬼の能力を使わずに正弦と戦わなければならない。
ということは、忍野忍の力も借りずに闘わなければならないということ。
そう念を押された上で、暦と余接は、千羽鶴に残っていたメッセージ、北白蛇神社に向かった。

北白蛇神社に向かう途中の道で出会ったのは、
暦がその春に吸血鬼になった時からしばらく世話になっていた専門家、
忍野メメの姪っ子、忍野扇(おうぎ)だった。
これから戦地に赴く暦に、激励の言葉をかけようと思って朝から待っていた、という。
朝の時点でこの地に来るということを知っているということは。。。

扇は暦が話したかどうかも定かでないことも良く知っている。
自分が吸血鬼の力を使いすぎてしまったことや、
この場所に余接とともにきて、力を借りていること。
そして、駿河は今頃どうしているのかなぁ、という。
扇の言葉にむきにならずにそのまま神社に進もうとする暦に扇はさらに畳み掛ける。
春に比べたら随分と大人になった。いろいろと失敗もあり、
多くのものを失ったかもしれないが、成長するために必要なことだったのではないか、と。

そうかもしれないが、失敗や不幸、悲しさをいいものとは思えない。
できるなら成功して成長したい、と言った暦はそのまま神社に向かっていった。

神社に着くまでの間に、どうするかを相談した余接と暦。
余接は、一番いい方法は、人がつくった妖怪に執着している正弦に自分を差し出せばよいと言うが、
一蹴した暦は、自分がおとりになる間に、3人を見つけて逃げてくれという。
もし見つからないか間に合わない場合にも、正弦を殺してはいけないという暦に、
何も犠牲にせず、自分が吸血鬼にもならずに、誘拐された3人を助けようと言うのは虫のいい話で、
これまでと同じ、何も進歩していないと辛らつに言われる。

それでも結局暦はゆずらず、予定通りに自分がおとりになって余接が3人を探すことにした。
神社でであった正弦は、3人を誘拐した犯人であるにもかかわらず、
暦に、なぜ自分はここにいるんだ、なぜ自分がお前を退治しなければならないのだ、と、
暦が混乱する問いを繰り返す。
そして唐突に、「忍野を探せ」、という。
忍野メメなら、外からきっとうまくバランスをとってくれると。

「駒のように配置されて、駒のよう動かされ、駒のように働くのは-もううんざりだ。
 僕は君を吸血鬼にするための手助けなんてしたくない。」

そして、頼むから一思いにやってくれ、と言った後、
その言葉を受けて、久々の決め台詞を言った余接は正弦を木っ端微塵にした。


2人の妹と駿河は無事で、3人は寝たままで連れ去られていたことも知らなかった。
駿河の家に3人を戻し、何事もなかったかのように大団円を迎えはするが。。。

殺すなと伝えていたにもかかわらず目の前で人を殺した余接に、
何で殺した、ともいえず、妹たちと後輩を助けてくれた礼も言えない暦。

彼女はただ、化け物だから人を殺した。それだけのこと。
それでも暦は、もう余接に会えないのだろうと思った。
今回の件は、かわいらしい愛玩人形である余接が化け物として人を殺すシーンを
暦に目撃させるための物語だったのだろうと、そう思う。
頭じゃわかっていても生理的な嫌悪を否みきれず、
彼女を見る目が変わってしまう物語。


次の日はバレンタインデー。
受験勉強のためにまた、彼女の戦場ヶ原(せんじょうがはら)ひたぎの家に行った暦は、
これまでのことを彼女に話した。
ひたぎは特に困った顔もせず、今のままでいいという。
そして、これからのことを考え、忍野メメを探すためにも、
一度は羽川(はねかわ)と連絡をとろうと決めた暦だった。

ひたぎの願いで、羽川と会うのを明日にした暦が、まっすぐ家に帰ると、
何も知らない二人の妹の部屋に、余接が置いて(座って?)ある(いる?)
「UFOキャッチャーの中にいたら、妹さん達にゲットされた」
今回の件は、暦と余接の間に亀裂を入れるのが目的だったのなら、
この町が落ち着くまで、今までよりもより近く、密接にそばにいることにしたらしい。
騒がしい日々がもう少し続きそうだ。


ここから感想です。

後半、というか1/3、ページ数は短かったですが結構展開がありました。
余弦&余接と忍&暦のバトルどころか、出てきたとたんに正弦が死に、
物語は、暦に化け物の恐ろしさを認識させることが目的だったとは。
いつもながら想像しても裏切られる展開です。

それにしても、ひたぎちゃんのイメージが変わりすぎ。
次回、おうぎダークにはまた羽川さんが登場の予感ですが、
あのモードのひたぎちゃんとであったら、ちょっとまずいのでは。。。

タイトルとはあまり関係ない内容だったりするけれど、
さすがにラスト一つ前ということで、そろそろ扇ちゃんの正体も見えたら、
と期待する次巻です。
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コメント
この人の小説こそ、先が読めないですよね
だいば~dot 2013.01.23 23:30 | 編集
ダイバーさん

コメントありがとうございます。
そうなんですよ、物語シリーズはどうやって落ちをつけたいのか。。。
西尾維新なので、きっとすごい終わりにしてくれると期待したいです。
あおくじらdot 2013.01.24 22:04 | 編集
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