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2013
01.05

エンド・ゲーム

今日の一冊:エンド・ゲーム(図書館より)

エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)
(2006/01/05)
恩田 陸

商品詳細を見る


年明け最初の本の紹介ということで、
心機一転テンプレートを変えてみました。

読んでからちょっと日が経ってしまったエンド・ゲーム。
常野物語3部作の最後の作品ということで、楽しみにしていました。

1作目の光の帝国がとても良かっただけに、
期待しすぎていたところがあったのかもしれませんが、
もうちょっと、前2作の夢やら希望の雰囲気を残して欲しかったかな、
というのが正直な全体の感想です。

でも恩田陸さんの作品自体は気になるので、今後も読んでみようと思っています。

そんなことでいつものように、ネタバレ感想は続きを読むからどうぞ。
長いので2回に分けてご紹介しようと思います。

またこの作品の前日譚となるオセロ・ゲームとエンド・ゲーム後半のネタバレ概要はこちら↓
光の帝国
エンド・ゲームその2


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第一章 十二月十九日金曜日

母親暎子(えいこ)との二人暮らしだった時子(ときこ)は、
母の会社の部下からの電話で、暎子の身に何かが起きたことを知り、
会社の研修で暎子が出かけた岐阜の病院に駆けつける。
暎子は研修の途中に一人で外出し、見つかった時には深く眠った状態で、
そのまま今でも目が覚めないという。

正体不明の存在を見ることが出来るために、それと戦い続けてきた暎子と時子。
暎子は敵に「裏返された」に違いないと、一人になり、途方にくれながら家に戻る。
父が子供の頃に行方不明になった時に、何かあったらここにかけるようにと、
母に託された電話番号のメモが、冷蔵庫にいつも張ってあったのになくなっていた。
迷いながらも、時子がその番号に電話をかけると、
暎子や時子と同じような特殊な力を持つ、火浦という一族の人間に会え、という。

十二月十九日金曜日に待ち合わせの美術館で出会った火浦は、自分は「洗濯屋」だという。
知らないことばかりで、火浦にいろいろなことを聞くうちに、
白い壁で囲んだ大きな箱のようなところに連れ込まれ、時子は敵に襲われる。


第二章 十二月五日金曜日

岐阜での研修に出かける直前、暎子は若い男と一緒にいる夫を見た。
さらにその前に、暎子は仕事で出かけたホテルのレストランで老婦人に突然声をかけられ、
夏に夫を洗濯屋の前で見た、と言われた。
慌てて詳しい話を聞こうとする暎子に、老婦人は、あの番号に電話してください、という。
十年以上経って突然現れた夫に、自分が見ている敵は妄想で、
夫はただ、自分と娘を捨てて出て行ったのではないかと不安になりつつも、
暎子はとうとう、時子もかけたあの番号に電話する。

電話に出たのは、コトノ薬局。
夫は敵に裏返され、暎子が見た夫と一緒にいた男とは洗濯屋の火浦で、一族の者だという。
最近火浦たち洗濯屋が、裏返された人間を探し出して洗濯していて、
洗濯されると人格も破壊されてしまうというのだ。

心配になった暎子は、老婦人に案内されて岐阜の研修の会場から洗濯屋に足を運ぶ。
途中、ローカル線の車内で突然火浦に声をかけられ、
夫は裏返されていない。コトノ薬局の人達をあまり信じないほうがいい。
娘の時子に危険が迫っている。と立て続けに言われた。
混乱したまま、待ち合わせたコトノ薬局の老婦人と洗濯屋に着くと、
工場の奥にたくさんの風呂敷が干されている。
老婦人に導かれるまま部屋の奥に進んでいくと、巨大な棚に数多くの風呂敷包み。
「逃げろ!暎子!」という声が聞こえたとき、老婦人に言われるままに、
風呂敷とその真ん中にある小さな白い家の模型を見てしまい、暎子は意識を失っていた。
風呂敷には、「拝島暎子」と彼女の名前が書かれていた。


第三章 十二月二十日 土曜日

目覚めた時に、時子は知らない部屋にいた。
火浦に裏返された、と思って慌てる時子に、火浦は試しただけだという。
また、父が失踪した原因は、時子の力が目覚めるのを少しでも遅らせるためだったという。
時子は一族でタブーとされていた一族の者同士の間に生まれた子供で、
血が濃いために強大な力を持っているというのだ。

この後も火浦は、時子に様々なことを語る。
子供の頃に父を連れて行った老婦人が洗濯屋であること。
敵は、昔から「憑き物」と呼ばれているもので、人間にとりついていること。
時子たちの敵が今は世に中にどんどん増えて、もう時子達に勝ち目はないこと。
洗濯屋はそういう一族の者を戦線離脱させるために洗濯をするが、
暎子を洗濯した昔からの保守派と火浦のような急進派がいること。
保守派は、小さな模型の中に、暎子や時子の能力を「包む」ことで能力を封じ、
火浦たち急進派は、能力を持った時間に遡って能力そのもの消してしまうこと。
父と暎子は保守派の洗濯屋に、能力を持っている人格を封じ込められていること。

時子は、敵を見ず、穏やかな毎日を過ごすために、過去に遡って洗濯することを選ぶが、
時子の力が強すぎて、火浦は時子の能力が発現した原因を調べることができなかった。
そこで次に、保守派の使う白い模型を使う方法で、二人は通称「待避所」に向かう。
目の前にある家は空っぽだった。次々に見える家を確認して歩くが、どの家にも人がいない。
包まれている人はたくさんいるはずなのにと、あせる火浦が、小高い丘の向こうに人を見つけた。
駆け寄っていった二人が見たのは、暎子だった。


ここから感想です。

読み返してみると、章のタイトルになっている日付が結構ややこしく、
時間を行ったり来たりしながら進んでいく展開に、
よくよく気をつけないと、惑わされることがわかりました。
(例えば第一章の時子ちゃんが病院に行ったのは19日ではない、とか)

ここまではどんな方向に話が進んでいくのかまったくわからないです。
何が家族にとって良いことなのか、誰が味方なのか。
大どんでん返しがありそうな予感だけが漂うという感じです。
結果として後半、想像以上の紆余曲折があるのですが。。。
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