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2012
12.01

うた恋い。 和歌物語四(ネタバレあり)

Category: 古典もの
今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。(本棚から)

和歌物語 四

紫式部とその親友のお話です。

<<以下、ネタバレです>>







「めぐりあいて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」
                          <紫式部>

源氏物語の作者紫式部は、書いた物語が評価され、
時の中宮の教育係として宮仕えしていた。
書き始めた源氏物語は高く評価されていたが、
当時は女性の身で物語を書くのはとても珍しい時代。

女の分際で漢詩を学び、物語を書く紫式部は、
子供の頃は周りから笑われ、親にも男だったら良かったといわれる始末。
その紫式部をいじめっこから守り、いつも認めてくれたのが、
幼馴染の藤子(ふじこ)だった。

お互いにとても相手を大事に支えあってきた二人だったが、
それぞれが大人になって結婚し、
藤子は夫の転勤で今日を離れてしまう。

あるとき、宮中で藤子が京都に帰ってきているといううわさを聞いて、
喜び勇んで紫式部が藤子に会いに行くと、
目の前で、藤子らしき人が乗った牛車が出て行ってしまう。
また、夫の転勤で今日を離れてしまうのだ。


「めぐりあいて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」
 
 あれは本当にあなただったのかな・・・
 曇る夜空の月みたいな人。
 見えたと思ったらまたかくれる

子供の頃は男勝りで、紫式部を守ってくれた藤子は、
夫の浮気に悩む当時はありきたりの家を守る女になってしまっていた。
紫式部との子供時代の思い出があるために、
変わってしまった自分を紫式部に見せたくなかったのだ。

そんな藤子の思いを感じ、紫式部は源氏物語を書き続ける。
女に自由のないこの世界で、くだけてしまった彼女の心にひびくような、
強い女性たちの姿を。


ここから感想です。
源氏物語の作者として有名な紫式部。
少し前の時代の女性にも当てはまりそうな話です。
強い女性を物語の中にしか投影できない時代。
その中で生きていくだけでも、大変なことだったのでしょうね。

本の紹介と、ほかのお話の紹介はこちら↓
 うた恋い。全体感想
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