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2013
05.05

偶然の祝福

今日の一冊:偶然の祝福

偶然の祝福 (文芸シリーズ)偶然の祝福 (文芸シリーズ)
(2000/12)
小川 洋子

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概要by「BOOK」データベース
お手伝いのキリコさんは私のなくしものを取り戻す名人だった。
それも息を荒らげず、恩着せがましくもなくすっと―。
伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。
前ぶれもなく理由もなくきっぱりと―。
リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人―
失ったものへの愛と祈りが、哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。
息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。
美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。

感想
博士の愛した数式の映画が好きで、一度読みたかった小川洋子さんの本。
どんな中身か全く知らずに読みましたが、
独特の暗さとファンタジー性は博士の愛した数式と変わらず。
主人公が少女のときから子供を産んで自立して暮らしていくようになるまでが、
7つの短編でつづられていきます。

最初の方は、ある意味ありそうな話が続いたので、
なんとなく、もしかして小川さんの書いているエッセイなのか、
と思ったんですけど、最後の3つはどれもこれもぶっ飛んでいて、
気持ちいいほどにすっきりとファンタジーでした。

気持ち悪いんだけど、なんだか心に残ったのがエーデルワイス
主人公の作家の作品をこよなく愛すファンが、
自分こそが、死んでしまった主人公の弟だと思い込んで、
ストーカーのように主人公をつけまわしていきます。
最初は気味が悪かったけど、だんだんその存在に癒されるようになって、
最後はまるで夢だったかのようにいなくなってしまう。
日常と非日常の合間に落ちてしまったかのような感じで、ぐっときました。

また小川さんの作品を読んでみたいと思わせてくれる本だったので、
評価は◎(5段階の上から2番目)です。





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