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2015
05.27

王都炎上

王都炎上―アルスラーン戦記〈1〉 (光文社文庫)王都炎上―アルスラーン戦記〈1〉 (光文社文庫)
(2012/04/12)
田中 芳樹

商品詳細を見る


<概要>
大陸に精強な兵と華麗なる文化を謳われるパルス王国。
西方の蛮族、ルシタニアの侵攻に対しても、その勝利を疑う者はなかった。
だが、味方の裏切りにより罠にかけられたパルス軍は、
一日にして壊滅。王国は滅亡した。
単騎生き残った王太子アルスラーンは、
ダリューンらわずかな味方とともに故国の奪還をめざす。
だが。。。。。
妖艶な美女、奇怪な魔導士、そして謎の銀仮面。
多彩な人物が織りなす一大物語絵巻。
書下ろしヒロイック・スペクタクル・ロマン、堂々の開幕。

<感想>
春からアニメが始まりましたね!
クール数もわからんという状況ですが、
漫画が始まってから、気になっていました。
まさか私が中学生の頃から読んでたアルスラーンがアニメに!!
25年以上も前に始まったのにまだ完結してないアルスラーンが!!!
感無量です。

そんなことで、何度も嫌になるくらい読んだアルスラーンを久々に通しで読もうかなと。
ということで、第1巻、王都炎上です。
アニメ見てる人、漫画のこの先読むの楽しみにしてる人、
ネタバレまくりなので、お気を付けください。


タイトル通り、強国で知られるパルスの王太子アルスラーンが、
初陣として参加した異国との大戦で国が負ける中、
騎士の中の騎士と言われる、一応物語史上最強の騎士、ダリューンに助けられて、
逃げ延びていくところから始まります。

対する相手国ルシタニアは、歴史上でいうところの十字軍をモデルとしているので、
悪逆を尽くしまくるわけですが、強兵を誇るパルスが負けたのは、
王家のどろどろした背景と、それにかかわる裏切り者、
さらに、パルス開国の祖の前に残虐を尽くしていた魔王的存在、
蛇王ザッハークを信仰する怪しい魔道集団、も関わっているわけで、
最初から第2部に向けてのフラグが立まくってますね~。

正直、王都炎上はまぁ、この後盛り上がっていくために落ちるところまで落ちるので、
ずっと暗い展開ではあるわけですが、ここから何とか頑張るんだな、
と、予感を抱かせてくれるところはあります。
その点、12国記よりもまし。

それにしても、田中芳樹さんの書く話に出てくる中でも一番好きなナルサス。
改めて読み直しても、登場当初から、いいですね。
性格悪いけど頭がいい人って、ほんといいな~。
アルスラーンを捕虜にしようとやってきた敵を穴に落として、
這い上がってきたところを、皿でスコーンと一発で、振り出しに戻すシーンもいい。
こういうキャラをもっとほかの人も書いてくれればいいのに。

1巻最後までに、アルスラーンのメイン取り巻きといえる7人のうち6人まで出てます。
今考えると、ナルサスとエラム以外のキャラはRPGの仲間キャラそのものっぽい。
ダリューンが騎士、ギーブがシーフ、ファランギースは魔法使い系僧侶。
といってもファランギースはホイミかけらんないし、どっちかというと騎士系の活躍の仕方だけど。

読み応え評価ですが、アルスラーン戦記は、私が世界で2番目に好きな小説なので、
全巻どれも、☆です。






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2015
05.18

光圀伝

光圀伝光圀伝
(2012/09/01)
冲方 丁

商品詳細を見る


<概要>by Official Website
なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのか─。
老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。
父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。
荒ぶる血を静めるために傾奇者として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。
やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩藩主となった若き“虎”は
「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す─。

<感想>
久々に歴史物を読んでみようかな~、という気分になって、
前に読みそこなって挫折した光圀伝に手を出しました。

が、これ。
やっぱり厚い。
さらに、字が小さくてびっしり。
これ、2冊か3冊に分けていいんじゃないかと。
ライトノベルばっか読んでるような人には辛かろうなぁ、というガッツリ感でした。

内容的には淡々と、幼少のころから自分が家督を譲る算段が付くところまで。
あらすじにあるように、ある男を殺すところから始まって、
その理由が最後に明らかになる、という進み方。

歴史物の描き方特有というかある意味当たり前なのかもしれないけど、
結構あっさりと人が死んでいく。

主人公休のかなりメインキャラががつがつ初期から死んでいく。

いろんな資料を調べて、できるだけ史実に近い形に仕上げてあるのだとすれば、
光圀さん、ちょっと可哀想すぎる、と思うほどに可哀想な人生。
本人にとっては可哀想ではないのかもしれないけれど。

実際に優秀であればあるほど、部下として、というか、
藩士としては、自分の主が一番、将軍にふさわしい、とか思ってしまうだろう。
戦国時代の名残深いこの時代ならばこそ。

それでも、戦乱を終えることこそが幕府の使命と分かってる御三家の人たちとしては、
どうにもできないことだったのでしょうね。

結果としては光圀さんの本願は成就したのだろうけれど、
天地明察と違って、晴れ晴れとした気持ちよさとは程遠く、
武士として、徳川家康の孫としての背負いどころがどんだけ大変だったか、
ということが目立つ気がしました。

予想通りとはいえ、重かった。
次回はもうちょっと軽いの読もう。
感動作、というようなものではないかもしれないけれど、
あれだけの文字量でも、読む気にさせてくれたのはさすが、というところで、
評価は○(5段階評価の真ん中)です。



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2015
05.14

MASTERキートンReマスター

MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)
(2014/11/28)
浦沢 直樹、長崎 尚志 他

商品詳細を見る


<概要>
完全新作。
21世紀。キートンは今も世界を駆け巡る!?
平賀=キートン・太一。
オックスフォード大学修士課程卒業。
元・英国特殊空挺部隊隊員。
彼は今も危険な探偵家業を続けているのか!?
今も欧州古代文明の起源を追い求めているのか!?

<感想>
夫が惚れ込んでるマスターキートンの完全新作。
本屋さんでなかなか手に入らなかったのですが、しばらく前にやっと買えました。

そのまま前の続き、という感じだけど、
キートンに白髪が生えて歳くってる!!
ちょっと偉くなったのかな、と誤解させる出だしだったけど、
結果としてはあまり前と変わらず。。。
変わらない感じなのは嬉しい気がするけど、
フィクションだとはわかっていつつも、一部は現実なんだろうな、
と思うだけで重たい話が続きました。

それぞれの話をちょっとずつ。。。

「QUEST1:眠り男」
人身売買組織から逃げ出した女の子を助けてくれた男が、
何者かに襲われて眠り男になってしまう。
その男も逃げてきた女の子をまた売り飛ばそうとしていたに違いない、と周りに言われつつ、
疑いきれない被害者が、眠り男の正体を探って欲しいとキートンに依頼する。
眠り男の正体は、自分の娘を娘の恋人に人身売買組織に売られてしまったお父さんで、
被害者は、自分の父に騙されて売られてしまった娘だったという話。
世界的には麻薬の取引額よりも人身売買の取引額の方が多いというほど、
よくある犯罪なのだそうだけれど、なんだか信じられない。
日本はやっぱり平和ボケ、なのかなぁ。

「QUEST2:親愛なるアントニアへ」
あるマフィアの幹部から警護を頼まれたキートン。
依頼主は、住んでいた家にあった、ユーゴスラヴィア紛争で
敵味方に分かれてしまった恋人からの手紙を見つけて、相手に届けたいという。
なぜその手紙を届けたいのかと問うキートンに、
マフィアの幹部は、あの戦争の責任は俺にある、という。
戦争のきっかけとなったと言われるサッカーの試合で、暴動を起こさせたのが彼だったのだ、という話。
これまた、こんな大きな戦争を体験していない私たちの世代としては、なんとも言えない話。
自分の軽率な行動が多くの人を殺す戦争を起こしたりしたら、
その後どう責任を取ることができるんでしょうね。

「QUEST3:マリオンの壁」
全8話中2つあるちょっとほのぼの系の話の一つ。
トロイア伝説の謎解きを絡めながら、
キートンが昔お世話になった先生と、離婚したその先生の奥さんとが、またくっつく話。
トロイの木馬はどんなのだったか、という謎解きが一番の胆なんだろうけど、
この辺りは全然詳しくないので、ほ~、と感心しただけ。
話の最後に、娘の百合子ちゃんがキートンと同じく、理由もなく離婚したことが判明。

「QUEST4:ハバククの聖夜」
北アイルランド紛争解決から15年を機に、番組制作をしている日本人から、
取材を依頼した人にキートンを連れて来いと頼まれて。。。というところから始まる話。
本編でもIRAの話が合ったけど、今回のもまた、内戦やスパイの問題で、
まだまだこの問題が解決したわけじゃない、というのが言いたかったのかな。
木造の小屋の外に、新聞紙を凍らせただけで銃弾をはじくって本当だろうか。
さすがに浦沢直樹も実験したとは思えないけど。。。

「QUEST5:女神とサンダル」
名物おじいちゃんが登場して、家族の昔を振り返るというやつ。
おじいちゃんの友達、と言われて警護していた女性が、
実はおばあちゃんがいなかったときによく料理を作りに来てくれて、
自分がおばあちゃんの味、と思っていたのが彼女の料理だった、というのを思い出して、
いろいろとうまくいかない研究のことをまた頑張ろうと前向きになって終わり。
それにしても、謎の怪しいおじさんがやってたのはワシントン条約違反のランの密輸!!
マニアックだ。

「QUEST6:オオカミ少年」
行方不明の父を探してほしい、という若い女性からの依頼。
父親探しの途中で出てくるのは、彼が意図的に自分の正体を伏せていたことと、
友人の一人とされる謎の人物。
おそらくロシアのスパイだったと思われる父親を殺したのは、
その友人だろうとあたりを付けていたところに、MI6からの邪魔が入る。
その友人がMI6のスパイで、当初尊敬しあっていた二人が、
父親がオオカミ少年の話を例に、スパイがくだらないと言ったことがきっかけで、
二人の関係は決定的に変化してしまった、という話。
本編でもスパイの話は多々あったけれど、これはそこまででもないかなぁ。

「QUEST7:マルタ島の女神」
前話の若い女性に勇気づけられて、百合子ちゃんに会いにいったキートン。
百合子ちゃんは、発掘したい遺跡に入るのを、
なぞなぞを解かないと入らせないと言われてうまくいっていない。
そこに登場したキートンが鮮やかになぞなぞを解いて、入って行った遺跡の中に、
なかなか周りが認めてくれないキートンの学説を裏付けてくれる発見があった。
離婚した娘を心配する父親と、父親の研究が認められないことを心配する娘が、
辛いことを半分に、嬉しいことを倍にした、という話。
これが最後の話じゃないのが、マスターキートンなんだよなぁ、という。。。

「QUEST8:栄光の八人」
キートンが軍にいたころの友人たちが、裏切りで殺しあってしまう話。
なんか仲間の中でだんだん人が死んでいく、というパターンも本編でもよくあったので、
予想通りの展開だったのだけど、救いだったのは最後の2人が死ななかったことかな。
戦争は何が善で何が悪かわからなくする、という言葉が重い。

今回、とにかく厚かった。
ものすごく救いがない、ということもなく、明るくほがらか、というわけでもなく。
まさに平均的なマスターキートンだったのかも。
という感じで、評価は○(5段階評価の真ん中)です。



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