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2013
06.30

6月のまとめ

気がつけばもう6月が終わり。
っていうか、1年の半分終わり、なのですね。

京極さんのルー・ガルー、なんか進まなくて。
現代ものだからなのか、話が全然違うからなのか。
なんだかくどいほどの登場人物の心の中の描写とか、
状況・背景の説明とか、まるで西尾維新みたい。
と、思った後に、考えてみれば逆か。と思ったり。
まだ3分の1まで達してないので、徐々に面白くなると期待します。

で、いつものように末日なので今月の振り返りを。

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(中) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(中) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦
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西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/08/01)
梨木 香歩
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦
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陰陽師 酔月ノ巻陰陽師 酔月ノ巻
(2012/10/31)
夢枕 獏
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植物図鑑植物図鑑
(2009/07/01)
有川 浩
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火の鳥 (1) (角川文庫)火の鳥 (1) (角川文庫)
(1992/12)
手塚 治虫
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定本 百鬼夜行 陰定本 百鬼夜行 陰
(2012/03)
京極 夏彦
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ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)
(2001/11)
星 新一
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うたかた/サンクチュアリうたかた/サンクチュアリ
(1988/08/05)
吉本 ばなな
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日暮らし 上日暮らし 上
(2004/12/22)
宮部 みゆき
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日暮らし 下日暮らし 下
(2004/12/22)
宮部 みゆき
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今月はあたりが多かったです。
初作家さんにチャレンジしたからでしょうか。

西の魔女が死んだ、も、植物図鑑、も、お初の作家さんでしたし、
日暮らしの宮部さんもものすごい久しぶりでした。

名作と呼ばれててもぐっとくるのと来ないのがあって、
私はノルウェイの森とか、アルジャーノンに花束を、とかは全然来ず。
そんなこともあって、あまり名作という言葉に期待をかけないのですけど、
西の魔女はすごい良かった。

ルー・ガルーと、積読本を終えたら、
梨木香歩さんの本は古い順にじっくり読んでみたいです。


今月もたくさん見に来てくださってありがとうございました。
また来月もぜひよろしくお願いします!
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2013
06.28

日暮らし 下

日暮らし 下日暮らし 下
(2004/12/22)
宮部 みゆき

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<概要>by「BOOK」データベース
「過去の嘘と隠し事」の目くらましに、迷って悩む平四郎。
夜ごとの悪夢でおねしょをしても、
必死に「謎」と向き合う弓之助。

目次
・日暮らし(承前)
・鬼は外、福は内


<感想>
昨日は月1の飲み会で、遅くなって更新できず、でした。

日暮らし下巻、楽しませてくれました。

犯人は正直途中で、「香り」というキーワードが出てきて、
ま~、ほかにいないということで予想通りだったのですが、
解決に向けて進んでいく細かい描写がすごく雰囲気がよかったです。

やっぱり上巻でも思いましたけど、
二人の子供がすごい効いてますね!
弓之助はもちろん、おでこちゃんもまた、なかなかで。

最後のクライマックスは、弓之助ががんばりすぎというか、
平四郎はこれじゃ、さすがに頼りなさすぎ・・・
という感じもしましたが、まぁ、子供達が活躍した方が面白いから、
そういうキャラ立ちになったのかな~。

っていうか、鉄瓶長屋の話があまりにもたくさん出てくるけれど、
全部終わった風だなぁ、伏線じゃないの?とか思っていたら、
マーロウさんからコメントいただいちゃったんですが、
これの前日譚が別の本になってた!
久々に、適当借りの悲しさを味わいました。

なんか、たぶん、先にこっち読んじゃったので先が見えちゃいそうだけど、
やっぱり面白かったから、1作目のぼんくら、今度借りようかな~。

下巻も心温まるほんわかした感じで楽しく読めましたが、
上巻でふくらました期待を越えるほどではなかったということで、
評価は◎(5段階評価の上から二番目)です。


日暮らし 上


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2013
06.24

日暮らし 上

日暮らし 上日暮らし 上
(2004/12/22)
宮部 みゆき

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<概要>by「BOOK」データベース
本当のことなんて、どこにあるんだよ?
江戸町民のまっとうな日暮らしを翻弄する、
大店の「お家の事情」。
ぼんくら同心・井筒平四郎と、
超美形少年・弓之助が、「封印された因縁」を、
いよいよ解きほぐす。

目次
・おまんま
・嫌いの虫
・子盗り鬼
・なけなし三昧
・日暮らし


<感想>
宮部みゆきさんの本、ものすご~く久しぶりです。
現代の推理物、だったのかな?
「我らが隣人の犯罪」を読んでいまいち・・・
と思っていたのですが、時代物はいいという噂じゃないですか。
というか、今更ながら、「我らが隣人の犯罪」はデビュー作だったんですね。

畠中恵さんのまんまことシリーズを思い出させるような、
仲のいい夫婦、同心、岡っ引き、煮炊き屋の女将さん、
お金持ちの囲い人とそこに住み込み働きする母子、
そして、話を盛り上げてくれる3人の子供たち。
なんとなくほんわかした感じの登場人物達に、
いろいろな出来事が起きて、それぞれが巻き込まれていく。

タイトルエピソードの「日暮らし」の前までは、
短編でそれぞれ完結している感じで進んでいたんですけれど、
「日暮らし」、でそれぞれの短編で出てきた人たちが勢ぞろいして、
しかも、伏線がいろいろと絡みつつも、まだわからないこともあり。。。

ぐいぐい引っ張られてしまいました。
ルーガルーも借りてきたのに、
とりあえず、日暮らし 下 を先に読まねば!

今回も大当たりということで、
評価は☆(5段階評価の一番上)です。
なんか6月はついてるな!



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2013
06.22

うたかた/サンクチュアリ

うたかた/サンクチュアリうたかた/サンクチュアリ
(1988/08/05)
吉本 ばなな

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<概要>by「BOOK」データベース
複雑な家庭環境の中、これまで会わずに育った
「兄妹」が出会った瞬間から恋を育む―。
互いに愛する人を失った男女が出会い、
やがて何かに導かれるようにして寄り添ってゆく―。
運命的な出会いと恋、そこから生まれる希望や光を、
瑞々しく、静謐に描き、せつなさとかなしい甘さが
心をうつ珠玉の中編二作品。
明るさのさしこむ未来を祈る物語。定本決定版。


<感想>
吉本ばななさんの本、初めてです。
最近、有名どころの作家さんのメジャー本を読んでみようブームが、
自分の中で続いていて、それで選びました。

吉本ばななさんって、こんな感じだったのね。
なんか勝手に、エッセイ風な本なのかと思い込んでいたら、
超真面目な、文学チックな恋愛小説でした。

中身は、うたかたとサンクチュアリという名前の中編が2作。
2作品とも、設定が劇的で非日常的な感じだけど、
主人公の心の描写が細やかで、
結構引き込まれるように読んでしまいました。

1作目は、未婚の母と2人暮らしの主人公人魚が、
父と一緒に暮らしている、血のつながりのない兄と恋する話。
2作目は、不倫していた恋人に自殺されて落ち込んでいる主人公が、
夫と子供を失くして、夜の海で泣いている女性と出会って、
だんだん前向きになっていく話。

個人的には、2作目の方がなんか好きだけど、
1作目の方が映像とかにすると素敵な感じ、でした。

なんとなく、文学的な感じなのに妙に生々しいような、
不思議な文章で、後味が深い感じでした。
また読んでみたくなる作家さんです。

今回は可もなく不可もなく、という感じなので、
評価は○(5段階評価の真ん中)です。



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2013
06.20

ねらわれた星

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)
(2001/11)
星 新一

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<概要>by「BOOK」データベース
短い物語の中に現代と未来のいくつもの顔を鮮やかにとらえるSF小説。
ショートショートの名手が明日の子どもたちに示す新しい世界。

・おーい でてこーい
・ボッコちゃん
・約束
・ねらわれた星
・デラックスな金庫
・気前のいい家
・妖精
・ある研究
・プレゼント
・肩の上の秘書
・被害
・意気投合
・よごれている本
・なぞの青年
・雨
・桃源郷
・証人
・たのしみ
・神々の作法

<感想>
週末から風邪をひいて、更新が遅れてしまいました。

星新一さんの短編集、2冊目、です。
ちょっと長め、シリーズはちょうど2冊目が借りられず、
ショートショートの1冊目になりました。

ちょっと長め、と同じくほんとに3時のおやつのような手軽な読み応え。
でも、結構哲学的、というか考えさせられちゃう作品が多かったです。
さすが、ショートショートの旗手のセレクト集1作目。

結末として意外だったのはボッコちゃん。
まさか、うまいことぼろもうけしていた飲み屋の主人と一緒に、
お客さんも誰もかれも死に絶えてしまうとは。
シュールすぎ…

あと、この本で一番好きだったのは金庫シリーズ。
デラックスな金庫と、気前のいい家、最後が被害、です。

一つ目は、中身が空っぽの大げさな金庫を作って、
泥棒が中に入って捕まってしまい、警察からの金一封で儲けるというもの。

二つ目は、泥棒が来たら家の中にある金貨を惜しげもなく渡すけれど、
帰ろうとしたところで、落とし穴に落ちてしまう。
警察にこのまま通報されたくなければ、
この落とし穴を防犯システムとして販売する営業になれ、
といって、泥棒を使ってお金儲けする話。

2つ連続で、しかも泥棒を使ってお金儲けというパターンだったけれど、
3つ目はまったく予想外。
泥棒が襲った家で見つけた禁忌をあけて中を見ても、
中身は何もなかったので帰って行ったのだけれど、
実は金庫の中には貧乏神が入っていて、
泥棒についていってしまった、という話。

それぞれがなんだかおもしろかったのに加えて、
金庫一つで、いろんな切り口で楽しませてくれたのに感動、でした。

今回はちょっと長め以上に楽しませていただいたので、
評価は◎(5段階評価の上から2番目)です。



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2013
06.17

百鬼夜行 陰

定本 百鬼夜行 陰定本 百鬼夜行 陰
(2012/03)
京極 夏彦

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<概要>by「BOOK」データベース
「妖怪」はいずこより来るのか…。
人の心は闇にあらねども、揺るぎないはずの世界が乱れたとき、
その裂け目から恠しきものが湧き出し、取り憑く。
他人の視線を畏れる者、煙に常軌を逸した執着をもつ火消し、
「海」を忌む小説家…。
日常に潜む恐怖を描く十の短篇から成る「京極堂サイドストーリーズ」。

・小袖の手
・文車妖妃(ふぐるまようび)
・目目連(もくもくれん)
・鬼一口
・煙々羅
・倩兮女(けらけらおんな)
・火間虫入道
・襟立衣
・毛倡妓(けじょうろう)
・川赤子

<感想>
長い長い塗仏の宴文庫本6冊を抜けて、次は短編集、
ということで、かなりほくほくと楽しみに読んだのです。
けれども、なんか、ちょっと。。。

タイトルからして、そのままではあるのですけれども、
百鬼夜行なのでいろんな妖怪が出てきて、
その妖怪にちなんで、これまでの事件に出てきた様々な人たちの、
事件前日譚がちりばめられている感じでした。

どちらかというとわき役的な人達が主人公になっていて、
唯一関口さんを除いて、メインキャラは雰囲気を醸しつつも出てこないという。

正直な話、気持ち悪さばかりが先にたってしまって、
百物語的な。。。オカルトチックな感じで、
ちょっと求めていたのとは違う感じでした。
でも、ここの出てきたちょっとした情報が、
今後のまた百鬼夜行シリーズ本編にかかわってきたりして、
とか思って、やっぱり一言一句読んでしまったのですが。。。

話的に一番怖かったのは煙々羅、かな。
煙に取りつかれてしまう人の話と言ってしまえばそんなじゃないですけど、
人が狂っていくときの怖さがにじみ出ていました。

あと、もともと鳥山石燕の絵がすごいいつも独特でうまいのですが、
目目連の絵が、ほんとだったら怖いけれど、
すごい良くて、なんか繰り返し見入ってしまいました。

なんだかんだとそれなりに楽しみはしましたが、
やっぱりちょっと物足りないということで、
今回は評価は厳しく△(5段階評価の下から2番目)で。
次のシリーズ本編に期待!です。


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2013
06.15

5000アクセス!

Category: 全体

6月も半ば、なんですが、
とうとう5000アクセス達成しました!

4000アクセスが5月下旬だったので、
見てくださる方が増えたんだなぁと、とってもうれしいです。

相互リンクしてくださってる方とか、
コメント書いてくれる方とか、
とってもはげみになってますので、ぜひ今後もよろしくお願いします。


今借りているのは次の2冊。
ここんところはまってる京極夏彦さんと、
星新一さんのショートショートです。

定本 百鬼夜行 陰定本 百鬼夜行 陰
(2012/03)
京極 夏彦

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ねらわれた星(星新一ショートショートセレクション 1)ねらわれた星
(星新一ショートショートセレクション 1)

(2001/11)
星 新一
商品詳細を見る


もうちょっとで登場です。
楽しみにしててください。
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2013
06.14

火の鳥黎明編

火の鳥 (1) (角川文庫)火の鳥 (1) (角川文庫)
(1992/12)
手塚 治虫

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<概要>
時は古代。女王ヒミコのヤマタイ国と対立するクマソ。
部族間抗争は烈しく、戦場は血の海に。
度々の危機をくぐり抜けて
数奇な運命をたどる姉弟ヒナクとナギ、防人の猿田彦。
そして、手柄欲しさに「火の鳥」を狙う欲望の男たち。
酷くも美しいヤマトの自然を背景に
「永遠の生命」へのそれぞれの「戦い」を描く。

<感想>
今更になって、王道中の王道、手塚治虫さんです。

今愛用している武蔵野プレイスの図書館には結構漫画もあって、
なかでも手塚治虫さん作品は手厚くカバーしてくれています。

火の鳥はなんか、飛び飛びしか読んだことがなくて、
これを機に1冊目から順番に読んでみようかなぁ、と。


今回読んでふと思ったのは、
このシリーズって、手塚さんなりの空想日本の歴史、なのかな~、
ということです。

今回はヒミコや猿田彦、天孫瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)などが登場。
神武天皇から始まる、日本の黎明の時期が描かれているので、
おそらく黎明編、なのですね。

いろんなところに、当時の歴史認識の注釈が入っていて、
すでに今の解釈とは違っているところもありそうな感じもしますけれど、
それでも自分が社会の教科書で習ったこととは違う部分もあって、
へ~、とか、ほ~、とか思ってしまいました。

邪馬台国(ヤマタイコク)との戦に負けてなくなってしまう熊襲(クマソ)は、
私の出身九州で、いまだにクマソの血を引く人、というのが、
山間の集落にはいるという話もあり、
日本は単一民族、という話は嘘なんだなぁと、改めて感じました。

それにしても、手塚さんの漫画の中でも、
火の鳥って特に人が簡単に死にますよね。
ヒミコも、概要にも出てきた猿田彦とナギも、
あっさり死んでしまいました。
生き抜いたヒナクも物語の最後ではもう高齢のおばあちゃんに。

主人公クラスが普通に死んでいく。
それも含めて、やっぱり空想日本の歴史、なのかなぁ。

それを通じて見つめている火の鳥が救いのようでもあり、
また火の鳥が人の道を誤らせる恐ろしいもののようでもあり。

次以降の主人公として活躍してくれそうな予感を漂わせる、
ヒナクの息子タケルと、猿田彦の子供が楽しみです。
タケルはやっぱり日本武尊でしょうから、
次回作はそういう話なのでしょうね。

評価は、なんというか予想通りというところだし、
手塚さん作品に評価もなにも、というのもありますので、
火の鳥シリーズは評価なしで行こうと思います。


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2013
06.12

植物図鑑

Category: 恋愛もの
植物図鑑 (幻冬舎文庫)植物図鑑 (幻冬舎文庫)
(2013/01/11)
有川 浩

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<概要>by「BOOK」データベース
ある日、道ばたに落ちていた彼。
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」
「―あらやだ。けっこういい男」
楽しくて美味しい道草が、やがて二人の恋になる―。
書き下ろし番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載。

<感想>
この本は、本屋さんをぶらぶらしていたときに、
タイトルで惹かれてとても気になっていました。
植物図鑑、というタイトルで、なんか小説っぽい。
何なんだろう。っていう。

で、読んでみたら予想外。
今どきの少女漫画でもなかなかないようなべたべたの恋愛もの、でした。
しかも、行き倒れてた少年をマンションの前で拾って、
家に住まわせてあげるところから始まるけど、
素性は謎、とかもう、完璧出だしは「君はペット」のまんまじゃん!

って感じでしたが、中身は結構気に入ってしまいました。
なんか、植物としては普通メジャーなものしか出てこないけど、
それをお散歩して採ってきて、手料理つくってくれて一緒に食べる。
この過程がなんかとてもほんわかして、いい。

ちょうど今年、買い物袋いっぱいのフキノトウをとって、
去年は庭のカキの木で干し柿作って、ということをやってたので、
自分の私生活とかぶって、結構感情移入してしまった

それにしても、スベリヒユとイヌビユを食べるとはびっくり。
雑穀としてならまだしも、ちょっと驚きでした。
イタドリも食べられるって知ってたけど、
そんなにおいしいと言われると、気になる。

恋愛ものとしては普通かもしれないけれど、
ストーリーに道草で出会う雑草たちがたくさん出てくるスパイスが効いて、
予想外に楽しませてくれた一冊でした。

読み終わってから気づいてみたら、
書いてるのは、今まさに図書館戦争で大流行の有川浩さんではないですか。
まじめに本を読んだのは初でした。

ここのところいい本によく出会っています。
今回は殿堂入りまではいかないけど、
いろいろ楽しませてもらったので、評価は満点★で。
この作家さんも結構楽しみです!



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2013
06.10

陰陽師 酔月の巻

陰陽師 酔月ノ巻陰陽師 酔月ノ巻
(2012/10/31)
夢枕 獏

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<目次>
・銅酒を飲む女
・桜闇、女の首。
・首大臣
・道満、酒を馳走されて死人と添い寝する語
・めなし
・新山月記
・牛怪
・望月の五位
・夜叉婆あ
・あとがき

<感想>
久々の陰陽師、です。
相変わらず、土御門家の陰陽師安倍晴明源博雅が、
いろいろな宮中周辺での怪しい出来事を解決していく話が続きます。
さすがにこんだけ続いてくると、マンネリな感もありますが、
妙に今回は蘆屋道満がたくさん出てきて、
しかも、いつもと違って対立関係にある感じでなくて、
仲間的な立ち位置で、人を助けたりしている面が強調されていた感じが。

また、ここのところ、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズを読み漁り、
うた恋い。をはじめとした古典も読んでいたので、
なんだかまた、陰陽師の違う一面も感じられた気がします。

それにしても、あとがきを読んで気づきましたが、
陰陽師もこんなに時間が経っていたんですね。
中盤くらいに何冊か出た長編、特に鉄輪がすごい好きでした。
酔月の巻の中では、「めなし」が、なんとなく感じが出てたような気がします。
ああいう話、また書いてほしいなぁ~。

今回は良くも悪くも陰陽師らしかったという感じで、
評価は○(5段階の真ん中)です。


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2013
06.08

塗仏の宴 宴の始末 下

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦

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<概要>
「愉しかったでしょう。こんなに長い間楽しませてあげたんですからねえ」。
宴の”黒幕”は笑った。
かつて戸人村でおきた事件の真相、
十五年後の再開に仕組まれていた邪悪な目論見、
そして囹圄の人たる関口巽は助かるのか:・・。
事件のすべての謎を明かした果てに京極堂は時代の勢を察す。


<感想>
やってくれました、京極夏彦さん。
これまで5冊分たまったもやもやを全部吹き飛ばしてくれる爽快さ!
大満足の1冊、塗仏の宴、最終巻でした。

謎解きについては、作中の青木さんのセリフにもあったように、
これまでと違って、この話は京極堂の事件だったということもあって、
京極堂しかしらないことが多くて微妙な部分もありましたけど、
姑獲鳥の夏、魍魎の匣、狂骨の宴、絡新婦の理、と、
鉄鼠の檻を除く4つの話すべてから伏線を引っ張ってきた徹底ぶり。
今回核心にいた内藤さん、残念ながら私はあまり記憶に定かでなかったです。
姑獲鳥の夏は、そこまですごいと思わなかったから印象が薄かったのか。。。

村上刑事もそんな大事な位置にいたとは気づかなかったし。
いつもながらそれなりに裏切ってくれる展開で楽しめました。

それから今回は、これまでになく乱闘シーンがあったり、
由布さん救出時からの、榎木津さんがケンカに強い側面がいっぱい出てきて、
崖から邪魔者を突き落したりするシーンやら、
木場さんとあわや対決というあたりとかは、かなりわくわくさせてくれました。

でも今回は、とにかく京極堂がカッコよかった!
やっぱり京極堂の事件だったということで、
京極堂の内面に迫るような部分がとても多く出てきたのも影響してるんでしょうが、
猫目洞での潤子さんとのやりとりが妙に色っぽいし、
乱闘の中を一人、影のようにすり抜けていくシーンとか、
魍魎の匣以来、久々に頭にリアルに映像が浮かび上がるような感じがして、
ほんとにドキドキしてしまいました。

しかもこの終わり方は、大ボスとしてまた、
堂島大佐と藍童子は絶対でてきますよね~。

百鬼夜行シリーズの未読本がまだまだあることに感謝してしまう1冊でした。
5冊分のストレスも吹き飛ばしてくれましたし、
2冊連続で、評価は☆+1の殿堂入り、という感じです。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・塗仏の宴 宴の支度(下)
・塗仏の宴 宴の始末(上)
・塗仏の宴 宴の始末(中)



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2013
06.06

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/08/01)
梨木 香歩

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<概要>
映画の原作として話題になった時から気になっていたのですが、
当時は予約がすごかったようで、全然図書館で見かけず、
ブームが過ぎてから、と思って待っていた本です。

塗仏の宴でたまりきったストレスに、
ちょっと雰囲気の違う本が読みたいなぁと思っていたらばったり出会って。

とにかく、とにかく、もう、
「いい!!」
の一言しか言えません。

大事な人がいなくなってしまったことのある人なら、
誰でも、その人がいたときの、一つの小さなことが、
本当に宝物のように思える経験があると思います。

ただでさえ、おじいちゃん、おばあちゃん好きの私にとっては、
最後のシーンだけでなくて、
西の魔女こと、おばあちゃんがでてきてからずっと、
毎日の一つ一つのやりとりや交わす言葉に、
うるうるしっぱなし。

一言でいえば、
センスオブワンダー、日本現実版、といった感じでしょうか。

久々に出ました。満点以上、殿堂入り!です。
これからまだまだ読んでいない梨木香歩さんの本があると思うと、
とっても楽しみです!



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2013
06.04

塗仏の宴 宴の始末 中

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(中) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(中) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦

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<概要>
「真逆(まさか)ゲームが続いていた訳じゃないだろうな-」。
中禅寺は電話口でそう云ったという。戸惑う記者・鳥口。
眩暈(めまい)坂を次々に上がってくる男たちの口から複雑怪奇な出来事が語られ、
古本屋の座敷で収斂していく。
揆を一にして伊豆では「成仙道」と「みちの教え修身会」が
バリケードを挟んで対峙。村中は鳴動した。

<感想>
始末に入って2冊目になり、さすがにここから怒涛の謎解きだろう、
という予想を裏切り、一冊かけて、これまでにバラバラに描写されていた事件の情報が、
やっと京極堂のところに集まったところで、

終わり?!

華仙姑処女(かせんこおとめ)の独白で、
へびと村の人がいなくなった当時のことがでてきますが、
なんかこれもまた記憶がいじられてる感じがするし、
とうとう、敦子は安否がわかったけれども、明らかに洗脳されてる感じ。
自体は一向にましになっていかない。
木場と榎木津も行方不明のまま。
もう何が何やら。。。

この引張りぶりはなんなんだろう。
全部で6冊の塗仏、うち5冊謎の風呂敷を広げるだけというので、
さすがにもう、ストレスが・・・どう収拾つけるんだ~。。。

とにかく、もう次で最後なので、こうなったら読むしかない。
今回ストレスがたまった分、評価は○(5段階の真ん中)です。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・塗仏の宴 宴の支度(下)
・塗仏の宴 宴の始末(上)


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2013
06.02

招かれざる客


招かれざる客 [DVD]招かれざる客 [DVD]
(2011/01/26)
スペンサー・トレイシー、シドニー・ポワチエ 他

商品詳細を見る


NHKのBSでやっていたのを偶然録画したものです。
タイトルを見て、なんとなくミステリーかと思っていたのですが、
全然違っていてびっくり

結構、途中からいきなり血みどろになるかも。。。
とか思って緊張してみてたのに、中身は感動ものだったという落ち。


時代背景がよくわかっていなかったのですが、
アメリカでも昔は、白人と黒人が結婚するのが法律違反、
ということがあったのだそうです。

そういう時代に、人種差別反対を訴えていた新聞社の社長の娘さんが、
黒人と結婚したい、と家族に恋人を紹介して、
大混乱になる一日を描いています。

宗教の問題やら偏見があったことは想像がつきますが、
州によっては法律違反ということにまでなっていた時代、
しかも次の日に二人はジュネーブに旅立ち、現地で結婚するので、
当日のうちに両親からの同意を得たい、と、せっかちな娘がせがみ、
両家の両親は苦悩します。
特に、男親は二人とも、先の困難を気にして反対し、
あわや、恋人同士は離れ離れに!

最後は、シドニー・ポワチェのお母さんの言葉に、
キャサリン・ホートンのお父さん役、スペンサー・トレイシーが考え直し、
先の困難よりも、愛し合っている二人が結婚できないことが一番よくない、と伝え、
祝福の元、家族がみんなで夕食するシーンで終わりました。

スペンサー・トレイシーの長いセリフが、とてもすてきで、ほろりと来ました。
しかも、スペンサー・トレイシーは公開前に亡くなってしまったとか。
上映された時は、みんなきっと本当に感動したんでしょうね~。

改めて映画情報を見てみたら、恋人同士の若い二人でなく、
キャサリン・ホートンの両親、
スペンサー・トレイシーと、キャサリン・ヘップバーンが主人公だったという。。。

正直、キャサリン・ヘップバーンが出ていたので見たのですが、
この年で、主演女優賞をとったという、すごい作品でした。
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2013
06.01

5月のまとめ

今年ももう半分、6月になっちゃったわけですね。
梅雨に入ると雨の日が多くなるから、本を読む機会が増えるかな、
と、ちょっと今年は梅雨が楽しみな気もします。
5月にご紹介した本をまとめます。

偶然の祝福 (文芸シリーズ)偶然の祝福 (文芸シリーズ)
(2000/12)
小川 洋子
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八日目の蝉八日目の蝉
(2007/03)
角田 光代
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この羽 だれの羽?この羽 だれの羽?
(2013/04/13)
おおたぐろ まり

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風光る 33 (フラワーコミックス)風光る 33 (フラワーコミックス)
(2012/12/26)
渡辺 多恵子
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦
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超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版
(2012/04/20)
杉田圭
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雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物
(2013/03)
盛口 満
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うた恋い。和歌撰 恋いのうた。うた恋い。和歌撰 恋いのうた。
(2013/03/15)
渡部 泰明
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (中) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (中) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (下) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (下) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦
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星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ
(2005/08)
星 新一、和田 誠 他
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦
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新訳絵入現代文 伊勢物語新訳絵入現代文 伊勢物語
(2011/02)
竹久 夢二 (イラスト), 吉井 勇 (翻訳)
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5月は、塗仏に手を出してしまったので、半分くらい京極ワールド。
そして半分は古典。
漫画が1冊と、寂しいのはちょっとまぁ、しょうがないかな。

あとは、小川洋子さん、角田光代さん、星新一さん、
3人とも読んでみたかったのになんか機会がなくて読まないままだった作家さん、
とうとう読み始めた、のがよかったかな。

京極さんの塗仏、ずっと読み続けてますが、
まだ先の展開が読めず、結構暗い展開が長いので、
だんだん読んでるのがつらくなってきました。。。
あと1冊半で、いつものようにすっきりと気持ちよく、
怒涛の謎解きで楽しませてもらえることを期待して!

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