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2013
05.31

新訳絵入現代文 伊勢物語

新訳絵入現代文 伊勢物語新訳絵入現代文 伊勢物語
(2011/02)
不明

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<概要>「BOOK」データベースより
昔日の雅と恋の模様を活き活きとつづる。
若き日の歌人吉井勇が心の風を読み、竹久夢二が相愛の美を描く。

<感想>
ここのところ、古典のいろんな話を読んでいましたが、
どれもこれも、在原業平の和歌はいいなぁ、としみじみ思ってしまって、
とうとう、伊勢物語を読んでみることにしました。
原文と訳が載っているのもいいと思うのですが、
今回は、竹久夢二の絵の魅力もあってこちらに。

昔、男ありけり。の出だしで有名な伊勢物語
在原業平が主人公とされていますが、結構いろんな話が入っています。
これはさすがに業平じゃなさそうだな、と思うような話もあれば、
兄の行平が、と、明らかに業平だと分かる話もあります。
若いころのことから、歳をとってからの話になっていき、
最後は有名な辞世の句で終わり、でした。

それにしても、宮仕えをしていたはずなのに、
どうして東北にまで旅に出る余裕があったんでしょう。
なんだか不思議な感じです。

中には、うた恋い。で取り上げられていた植えし植えば、や、
すでにブログでとりあげた、月やあらぬ。。。など、
有名な、好きな和歌がたくさんありましたけれど、
せっかくなので、今までブログで書いたことのない歌を、
いつものように3つ、選びました。


1番目は、業平が武蔵野国に旅した、若い時の歌です。

「名にし負はば いざ言問わん 都鳥 わが思う人は ありやなしやと」

名にし負わば、という出だしがかっこいいです。
これも超有名な和歌ですが、やっぱり、いいですね~。
都鳥はまた、とてもきれいな鳥ですし、
なんとなく都鳥を見ると、業平がこの鳥を見たんだなぁ、と、思ってしまいます。


次は、業平の歌でなくて、業平とやりとりしていた相手の女の人の歌です。

「ゆく水に 数かくよりも 果敢なきは 思わぬ人を 思うなりけり」

わかりやすくて、そしてその通り、という歌ですけど、
なんだか和歌にすると意味が深く感じられました。


最後は、業平が歳をとってからの歌です。

「世の中に 絶えて桜の 咲かざらば 春の心は のどけからまし」

この歌、本当にそうだなぁと思います。
春になると桜が咲いて、毎年なんとなくウキウキもするけれど、
満開を迎える直前くらいから、なんとなく寂しい気持ちになってしまう。
1000年も前から、みんな同じようなことを思っていたのだなぁと、感じ入ってしまいます。
これも、有名すぎる歌ですけれど。


古典の原作の入門編としては読みやすいと思います。
当たり前とはいえ、中身としては予想通りだったので、
評価は○(5段階の真ん中)です。



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2013
05.29

塗仏の宴 宴の始末 上

今日の1冊:塗仏の宴 宴の始末 (上)

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦

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<概要>
「その時は、それが真実になってしまうのです」。
「成仙道」の幹部・刑部を前に、家族を”喪った”男・村上貫一は大きく揺れた。
同じころ、「韓流気道会」の毒手は、突如消息を絶った木場を追う二人の刑事、
青木と河原崎へと伸び、華仙姑処女は”開かずの間に居たモノ”にまつわる
戦慄の体験を語りはじめる。

<感想>
なんだか今までになく、短編の連続みたいな構成で、新しい感じがしました。

やっと妖怪としての塗仏が出てきた、と思ったら、
本文中に、仮面みたいなものを被った塗仏が?!
これって今までにないですよね。
なんなんだろう。

あんまり大事だとか思っていなかった刑事さんが結構大事キャラだった?
木場さんも行方不明になるし、由布さんが話し始めたと思ったら核心まで達しないし。

ん~・・・・

後半戦、始末になったのでそろそろ謎解きが始まるかと思っていたのに、
まだ全然、でした。

最後の部分、二人を待たせて京極堂がなかなか出てこなかった電話の話は、
さすがに、茜さん死亡と関口さんが容疑者、という話、ですよね?
も~、それが動き出さないと何とも。

とにかく、次を見なければもうなんとも言えません。
評価は◎(5段階の上から2番目)です。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・塗仏の宴 宴の支度(下)


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2013
05.27

宇宙のあいさつ

今日の1冊:宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))

星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))
(2005/08)
星 新一、和田 誠 他

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<概要>
植民地獲得に地球からやって来た宇宙船が占領した惑星は気候温暖、
食糧豊富、保養地として申し分なかったが……。
表題作等35編。

<感想>
お初の作家さんです。
というかずっと読みたかったんだけど、
どうしても読みたい本に押されてなかなか手を出さないまま、
ここまで来てしまった、という感じ。

これでもちょっと長め、ということらしいですが、
子供向けの本棚にありましたし、字も大きいので、
おやつのようにすぐ読めちゃう短編35作。

なんだか聞いたことがあるような、
読んだことがあるような話ばかりで、
読み応えとしてはちょっと足りない感じだったけれど、
ザ・ファンタジーという雰囲気満載で、
なんというか、安心して読めました。

まだまだたくさん書いている方ですから、
これからいろいろと読んでいこうと思います。
星さんの作品のおススメとかあれば、ぜひコメントください!

今回は、期待が大きかったということもあり、今後の期待も込めてちょっと厳しく。。
評価は○(5段階の真ん中)です。




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2013
05.25

塗仏の宴 宴の支度 下

今日の1冊:塗仏の宴 宴の支度 (下)

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (下) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (下) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>
「俺個人がねぇだと?」。
胡乱な健康法を伝授する「長寿延命講」のからくりを暴き、
嘯く”心霊少年”藍童子(らんどうじ)の言に刑事・木場の心は乱れた。
折から富豪・羽田隆三の依頼に応じて伊豆下田に赴いた
織作茜の前に再びあの男が現れていう。
「しりたいですか」。
それは新しい道ならぬ黄泉路へと茜をさしまねく声だった。

<感想>
とうとう、塗仏の宴・宴の支度の分冊文庫版のも最終、3冊目です。

今回も前半、後半とほぼ2部仕立て。
前半は木場さんが、猫目堂の主人から紹介された、
ストーカー被害にあっているという女性の相談に乗り、
事件に巻き込まれていく話。
また、新しい怪しい人が出てきました。藍童子。

後半は絡新婦のメインキャラ、織作茜さんが登場。
前の作品に比べて、結構キャラの深堀がされて、
こういう感じの人だったんだな、と思って少し愛着がわいてきたところを、
なんと、こんなことに!!
しかも関口さんが捕まっている理由が、これだったとは。。。
関口さんの話が少し進んだとはいえ、これではなんだかあまり安心できない。
しかもここにも怪しい人が一人。

ううぅ~

今回は、新しい怪しい人だけでも何人いることやら。
「知りたいですか」の人、尾国さん、成仙道の人、藍童子、徐福研究所に潜り込んだ人、
これだけでも5人。
少なくとも徐福研究所に潜り込んだ人は、また消えた村出身らしいし。

それにしても、謎の中心にいるのは誰なんでしょう。
一番やばそうなのは、「知りたいですか」の人っぽいけれど。

とにかく、広げるだけ謎を広げまくって、支度が終わりました。
始末では、この広げたのが、全部片付くんですよね・・・
京極さんだから、後半はずっとまた怒涛なんだろうなぁ。

最後のどんでん返し含めて、ドキドキさせてもらいました。
評価は☆(5段階の1番上)です。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・絡新婦の理


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2013
05.23

4000アクセス&読みたい本

今日、おかげさまで4000アクセスに達しました!
ブログ初めて半年ちょっと。
特に今月は、20日で1000アクセスということで、
たくさんの人に見ていただけるようになったのがうれしいです。
これからもよろしくお願いします。

さて、今日はここのところずっと読んでいた宴の支度も読み終わったので、
図書館によって、次の本たちを借りてきました。

1冊は、ここのところの古典ブームで気になっていた伊勢物語。
竹久夢二さんが絵を描いていることもあって、表紙もとても素敵です。
在原業平の歌はどれもこれもいい歌ばかりなので、
久々に古典の原点を読むのに、これを選びました。

新訳絵入現代文 伊勢物語新訳絵入現代文 伊勢物語
(2011/02)
不明

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もう1冊が、星新一さんのちょっと長めのショートショートの1冊目。
「宇宙のあいさつ」です。

星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))
(2005/08)
星 新一、和田 誠 他

商品詳細を見る


星新一さんの本はずっと読んでみたくて、何を読もうかと思っていたのですが、
ひなぼこさんの「本読んで寝る」ブログを読んで、これにしよう!と決めました。

近々登場の予定です。
どうぞお楽しみに。
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2013
05.22

特別展 北斎と暁斎

Category: 和芸術
特別展 北斎と暁斎 -奇想の漫画-

kyousaihokusai.jpg


今日は午後から時間があったので、久々に美術館に!
いくつか行きたいところはあったのですが、
私の中では、「美人観蛙戯図」の印象が強い河鍋暁斎と、
最強の画家、北斎を比較した展示をする、というので、
太田記念美術館に行ってきました。
考えてみたら、ここも初めての美術館です。
そしてここもやはり、フラッシュなしでも撮影禁止でしたので、
絵の映像は添付できずです。すみません。

で、展示なのですが、今回は小さな作品がとにかくたくさんありました。
暁斎も北斎と同じように漫画やら挿絵をたくさん書いていたらしく、
本の閉じ部分を外して開いた白黒の絵がたくさん、ガラスケースに入っていました。
また、北斎の版画は富岳三十六景の刷り物はもちろん、
富岳百景やら、諸国滝めぐりやら、メジャーどころがたくさん!
また、北斎漫画もかなりたくさん展示してくれていたので、
じっくり見ることができました。

今回はなんといってもやっぱりメインは暁斎でしたね。
今まで暁斎の作品をこんなにたくさん見たことがなかったので、
とても楽しませてもらいました。

群を抜いていたのは、やっぱり美人観蛙戯図ですね。
横幅もある大きな画面で、畳の奥のガラスケースの中に展示されていたので、
正座して見入ってしまいました。
暁斎の得意のカエルが生き生きしているのはもちろんなのですが、
それを見ている女性の絵が、美人画の名人顔負けの素敵さです。
近くで見たら、ずいぶんとはっきり、
額を白く塗っていたのにちょっと驚きでした。


あと、暁斎百鬼画談。
巻物状になっていて、カラーでいろんな妖怪の絵が、ずっと並んでいます。
蛙の絵にあるような、生き生きとした妖怪たち。
ついつい、百鬼夜行シリーズに出てきた妖怪がいないか見ていたら、
姑獲鳥がいました。結構やっぱり有名な妖怪だったんですね。
読むまで知らなかったけど。

あと、個人的な猫好きが影響してか、
群猫百態、これ結構感動しました。
うちわの絵として描かれたようなのですが、
小さな画面の中にいろんな格好の猫が。
これ、いろつけてぜひうちわに貼って販売してほしい!!
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2013
05.21

塗仏の宴 宴の支度 中

今日の1冊:塗仏の宴 宴の支度 (中)

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (中) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (中) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>
「私はいつだって、何もわかっちゃいなかったのだ-」。
元編集者・加藤麻美子を悲嘆の淵へ突き落した修養団体「みちの教え修身会」と
”謎の薬売り”尾国誠一の暗躍に関口は呟く。
一方で古武術の一派「韓流気道会」に襲撃された中禅寺敦子に
「私は先のことが判るのです」と告げた女あり。
その名は華仙姑処女(かせんこおとめ)。

<感想>
昨日は体調を崩してしまって、1日間が空いてしまいました。
季節の変わり目ってやっぱり危ないですね。

さて、塗仏の宴・宴の支度の分冊文庫版の2冊目です。
前回は関口さんが15年ほど前にはあったはずの、
消えた村を探しに出かけた先で、
いきなりわけがわからないまま捕まってしまい、
そして、狂骨の宴に出ていた朱美さんが、
自殺したがる男と、夫と知り合いの薬売りとやらに巻き込まれて、
事件の渦中に入ってきた、というところで終わりでした。

今回はまた、この二人とは違うところで話が進みます。
一つは関口さんが、消えた村の謎を追い始める前の、
京極堂で出会った、元編集者の女性の話。
もう一人は、突然敦子さんの前に現れた華仙姑処女を巡る話。

結果としてわかったのは、黒幕は華仙姑処女でなく、
操っていた尾国誠一だった、ということで、
1冊目とのつながりがやっと見えてきたところで終わり。

相変わらず関口さんの現状はほおっておきっぱなしらしく、
所々で獄中でぐちぐち言っているのが出てくるのみ。

思ったより早く京極堂が出てきたなぁと思ったら、
回想シーンがメインで、まだ事件に腰を入れる気配はなし。

やっぱり宴の支度と始末の2冊組だからなのか、
まだまだ全然問題の収拾の方向に行く気配はなし。

なんか、華仙姑処女の話によれば、自殺志願の男の人と同じく、
華仙姑処女もまた、消えた村の出身なの?
結局そこにやっぱり収束していくようす。
さすがに支度の方でも下巻になれば、何がしかもうちょっと見えてくるかな、
と期待するしかなさそうです。

京極堂が出てくると、民族的な話があってやっぱり一味プラスされる感じ。
評価は◎(5段階の上から2番目)です。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・狂骨の夢


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2013
05.18

うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

Category: 古典もの   Tags:杉田圭短歌
今日の一冊:うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

うた恋い。和歌撰 恋いのうた。うた恋い。和歌撰 恋いのうた。
(2013/03/15)
渡部 泰明

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<内容>
『超訳百人一首 うた恋い。』の杉田圭と、
監修者で東京大学教授・渡部泰明の夢のコラボで贈る恋歌撰!
「恋」をテーマに渡部泰明が恋歌を解説し、
杉田圭がうち3本をダイナミックにマンガ化!

<感想>
表紙が、『超訳百人一首 うた恋い。』まんまだったし、サイズも一緒なので、
続き的なものが出たの?!と大喜びしてしまったら、
中身はほぼ小説といったような感じで、
読み応え十分の1冊でした。

内容にも書いてありますが、うた恋い。の監修者が選んだ恋の歌34首が解説されていて、
そのうち3つが漫画になっています。

マンガになっているのはかの有名な額田王と大海人皇子の有名な掛け合いと、
藤原道信と婉子(えんし)女王、最後が御深草院二条と有明の月。
額田王と大海人皇子のやりとりは確か学校で習った教科書に載っていたような。

本当に浮気心があったかのような解説をうけた気がしたのですが、
実は、額田王はこの時の夫、天智天皇と大海人皇子のが仲が悪いわけではないと、
噂を払しょくするための演技だったということが、最近定説になったそうです。
歴史と同じで、解釈って研究の末に変わってくるものなのですね。

この本で紹介されている歌はそれぞれにやっぱりすごいいいですけど、
個人的ベスト3は以下3つかな。

「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身一つは もとの身にして」

3位は定番中の定番、在原業平の歌。
分かりやすいうえに、なかじーんときますよね。


「君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも」

そして2位は、これもかなり有名な、狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)の歌。
”焼き滅ぼさむ”という言葉にちょっと怖いような、
でも本当に心がこもっている感じが伝わってきます。

そしてやっぱり1位は。。。

「夜もすがら 契りしことを 忘れずは 恋ひむ涙の 色ぞゆかしき」

うた恋い。3にも出ていましたが、この歌、ほんとに好きです。
読んでた時に涙が出てしまいました。
まぁ、定子様のイメージがあるからこそ、好きなのでしょうが。。。

 
マンガの軽さ、面白さはなかったけれど、どっぷりいろんな歌を読ませてもらえたので、、
評価は◎(5段階の上から2番目)です。



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2013
05.16

雨の日は森へ

今日の一冊:雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物

雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物
(2013/03)
盛口 満

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<概要>
じめじめした深いな森・・・
それがいつしか楽しくなる。
屋久島の発光キノコから、ヤンバルの巨大ドングリ、
沖縄初記録の冬虫夏草、菌根菌と生きる腐生植物まで。
森のへんな生き物たちはみんな地下で繋がっていた!?

<感想>
もう何冊目になるかわからないけれど、
やっぱり盛口さんの本が出ると見たくなってしまいます。

今回は、前回のようにイラストの描き方的というイレギュラーでなくて、
いつものように、生き物のお話。
で、今回のテーマは冬虫夏草と、腐生植物がメインテーマ、でした。

フィールドのやんばるは、去年の夏に行ったばかり。
先に読んでいたら、もっといろんなことを考えて森の中を歩いたのに。。。
と、思ってしまった。

沖縄には冬虫夏草が少ないとか、ヤンバルが意外と乾燥しているとか、
想像もしていなかったし。

雨の日はやっぱり外に出る気があんまりしなかったけれど、
湿気が好きな生き物たちが森の中に出てきて、出会うことができるのかと思ったら、
もうすぐ来る梅雨もなんだか楽しみな気分になってきました。

中でもとっても気になったのは、最近新種として発見されたという、
ヤクノヒナホシ、という腐生植物。
青い、ちいさなちいさな花。
直径は5mmほどしかないとか。
地面からちょっとだけ顔を出ているというのです。

金平糖のよう、と表現された花をネットで見つけたのですが、
こんな可愛い花、見たことない。
ぜひいつか見てみたいです。

盛口さんらしい、新しいことを教えてくれる本だったので、
評価は☆(5段階の1番上)です。



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2013
05.14

うた恋い。3 エピローグ

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

エピローグ

歌恋い。3巻の最終話でもあり、
歌恋い。シリーズ本編全体の最終話でもあるこの話は、
清少納言と藤原行成との恋の行方に決着がつく話です。

二人の思いは一夜だけ重なって、
その後また、別々の人生を歩んでいったようです。

自分が守るから宮中にいてくれ、と頼む行成への、
清少納言の答えが、本当に素敵で、せつなくて、涙が出ます。
そしてその思いをいくらか定家が汲み取って、
百人一首に反映してくれたのだとしたら。。。
こんな素敵な女性が日本にいてくれたのがうれしくなるような、
そんな素晴らしい、切ない、お話です

うた恋い。シリーズ本編はこれで終わってしまったようなのですが、
もっともっと見たい!
百話分全部、漫画にして書いてほしいです。
杉田先生~、お願いします~!!

ネタバレの中身は続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


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2013
05.12

塗仏の宴 宴の支度 上

今日の一冊:塗仏の宴 宴の支度 上

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦

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<概要>
「知りたいですか」。
郷土史家・堂島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。
昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして”真実”なのか。
かたや”死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、怪しき結社「成仙堂」の勧誘手口を知るが、
そこにもうひとつ疑惑の影がさす。

<感想>
京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの6巻目。。。
とうとう、6巻目にして、分冊文庫版に手を出してしまいました。

だって、重かったし。
今までは図書館に厚い本があったのだけど、今回は厚いのも分冊もなくて。
予約するなら、とついつい。

そしたら、まるで普通の小説のようにあっという間に読み終えてしまいました。
ま~、今までと違って1冊が323ページですから。

特に今回は宴の支度と始末の2冊組ということもあってか、
とにかく謎を取り広げてばかりで、どこに向かうやらさっぱり。
でも、いつもの厚い単行本も、半分くらいは謎を広げまくってますから、
まだまだ序の口というところなのでしょうか。

なくなった村を探してほしいと頼まれた関口さんが、
以前そこにいたという駐在さんから話を聞いて、
もともと村があったはずの場所にいったら、
なぜか捕まってしまったらしい。
その辺のつながりは全く説明されていなくて、
しかも、まさかいきなり関口さんが捕まるとは。
絡新婦でお休みしてたぶんも大活躍。
今回は今までになく不思議モード全開です。

さらに、また出てくるとは思わなかった、
狂骨に出てきた朱美さんが再登場。
概要にもあったように、自殺未遂ばかりしている男と出会います。

今回のキーワードはどうやら、不死と薬売り?
あとは関口さんが捕まったのは、米軍とも関係あるのかな?
とにかくもうちょっと読んでみないとまだなんとも言えませんが、
やっぱり京極夏彦の文章はいいですね~。

分厚い本2冊分のうちの1作目ということで、謎の盛り上がりは期待通りといえそうです。
そんなわけで、評価は◎(5段階の上から2番目)です。



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2013
05.11

うた恋い。3 和歌物語五

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

和歌物語五

もう書き終わっていたと思っていたうた恋い。3が、
終わっていなかったことに気づきました
そんなわけで、久々に百人一首の話です。

3巻の和歌物語四までは、結構楽しげな話が多かったのですが、
ここで物語は折り返し点に入ります。
政変により少納言が仕えていた中宮定子の立場が危うくなるのです。

そのきっかけを作った一人が、
少納言と親友としてつきあっていた行成様だったわけですが、
行成様がいろんな思いをもって、その決断をしたことが描かれています。
宮中に働く中では、やっぱり心を偽らなければならないことも多かったのでしょうね。

ネタバレの中身は続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


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2013
05.10

風光る33巻

今日の一冊:風光る 33巻

風光る 33 (フラワーコミックス)風光る 33 (フラワーコミックス)
(2012/12/26)
渡辺 多恵子

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概要
新選組が幕臣に取り立てられることが決定!
だが幕府を見限り、徳川の臣下となることを不服とする伊藤一派の若者たちがいた。
ついにその中の8名が隊を脱走。
彼らの暴走を止めようと茨木と中村も後を追う。
神谷が女子ではないかと直感し、思い続けてきた中村を待ち受ける過酷な運命とは・・・!?

感想
珍しく買って読んでる漫画、風光るです。
もう何年くらい前になるかわかりませんが、司馬遼太郎さんの燃えよ剣を読んで新選組にはまり、
それいらい、新選組ものとなるとついつい読んでしまうのです。

この作品は、史実はそれなりに意識して書かれつつ、
作者が少女漫画にするためにここは思い切って架空の設定にしたという、
女の子なのに男装して隊に入ったという設定の主人公神谷清三郎(セイ)と、
沖田総司の恋物語を中心にすえた話です。

歴史的な部分はほぼ史実どおりなのでそんなに驚きとかはないのですが、
とても細かな日常だったり、新選組中心メンバーのキャラ設定が結構面白いです。

で今回は、新選組から分派した伊藤一派に心酔していたメンバーが隊を脱走し、
概要にも出ていた、勝手にセイに惚れ込んでためざわりな隊士の中村が、
伊藤たちに迷惑をかけないように、仲間と責任を取って切腹してしまいました。
めんどくさいキャラの終わりがこうなるとは、ちょっと思いがけず。

さらに、池田屋事件で発病しなかった総司がとうとう結核に?
時間の流れがとうとうここまで来たか~、という感じです。

この後はまだ伊藤一派粛清、大阪での敗戦を経て、
近藤勇、土方歳三、沖田総司のそれぞれが死んでしまうのですけど、
このマンガではどうやって落ちをつけるんでしょう。

大河も幕末もので描かれている時期が重なっていて、
基本的には暗い方面に進んでいく最中なので、なんだか気が重いですが、
なにがしかの救いをもって終わってくれますように。。。

まぁ今回は種まきという感じで、大事件が起きたわけでもなかったので、、
評価は○(5段階の真ん中)、です。



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2013
05.09

この羽だれの羽?

Category: 絵本   Tags:太田黒摩利鳥の羽
今日の一冊:この羽だれの羽?

この羽 だれの羽?この羽 だれの羽?
(2013/04/13)
おおたぐろ まり

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概要
身近におていている鳥の羽はなんの鳥の羽
大きさは?色は?もようは?形は?
実物大イラストですぐにわかる鳥の羽の絵本図鑑

感想
以前から素敵な自然の絵を描いている作者さんが作った鳥の羽の絵本。
道端を歩いていても、たまに鳥の羽を見かけることがあって、
たいていはドバトかな、と、思う羽だけど、
たまに違うのも拾ったりします。

意外とどんな鳥なのかよくわからないことが多いのだけど、
この絵本を見たら、なんかわかりそうな気がしました。
薄いし、子供も一緒に楽しめそう。

私のお気に入りはやっぱり、カケスの青と黒のしましまの羽。
あと、フクロウの羽はすごいふわふわで、羽ばたいたときに音がしないようになっている、
っていうのがよくわかるし。
読んでみて気づいたけど、ハクセキレイはどこででも見かけるのに、
羽を拾ったことがない!
今度から、真っ白のハクセキレイの羽を探して歩こうかなぁ。。。

大好きな作家さんの絵だけでも楽しませてもらえたので、
評価は◎(5段階の上から2番目)、です。



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2013
05.07

八日目の蝉

今日の一冊:八日目の蝉

八日目の蝉八日目の蝉
(2007/03)
角田 光代

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<概要>by「BOOK」データベース
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか。
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
角田光代が全力で挑む長篇サスペンス。

<感想>
小川洋子さんに続いて、初めての作家さん。
今更ながらの角田光代さんです。
それも、映画、ドラマで超有名な八日目の蝉、なのですが、
中身は全く知らずに読み始めました。

最初からいきなり、核心の誘拐シーンで始まり、危機の連続。
まさに逃げて、逃げて、逃げ延びられるのか。。。が続いていくし、
主人公らしき女性がどんな人なのか、なんでこんな子としてるかもわからないまま、
物語がどんどん進んでいくし。
少なくとも、楽しんで読む本という感じではありませんでした。

怒濤の第1部の方が、後半、主人公が変わった第2部よりおもしろかったかな。
最後の最後、暗い中にもちょっと明るい未来が見えたりして、
感動作なのだろうということはわかるのですが、
なんだかあまり感情移入できませんでした。

第2部でやっとこんなことになった背景や、状況がわかってくるのだけど、
やっぱり、不倫の話だし、相手の男の人があまりにもだめだめすぎるからかな。
流されてもしょうがないのかもと思いつつ、
そんな人を選ぶから自業自得なのでは、という考えが離れなかった気がする。
薄情なのかもしれません

結果として、あまり感動できなかったのは事実なのですが、
前半、息もつけないどうなっちゃうの?的なはらはらどきどきを味あわせてもらったので、
評価は○(5段階の真ん中)、です。



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2013
05.05

偶然の祝福

今日の一冊:偶然の祝福

偶然の祝福 (文芸シリーズ)偶然の祝福 (文芸シリーズ)
(2000/12)
小川 洋子

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概要by「BOOK」データベース
お手伝いのキリコさんは私のなくしものを取り戻す名人だった。
それも息を荒らげず、恩着せがましくもなくすっと―。
伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。
前ぶれもなく理由もなくきっぱりと―。
リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人―
失ったものへの愛と祈りが、哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。
息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。
美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。

感想
博士の愛した数式の映画が好きで、一度読みたかった小川洋子さんの本。
どんな中身か全く知らずに読みましたが、
独特の暗さとファンタジー性は博士の愛した数式と変わらず。
主人公が少女のときから子供を産んで自立して暮らしていくようになるまでが、
7つの短編でつづられていきます。

最初の方は、ある意味ありそうな話が続いたので、
なんとなく、もしかして小川さんの書いているエッセイなのか、
と思ったんですけど、最後の3つはどれもこれもぶっ飛んでいて、
気持ちいいほどにすっきりとファンタジーでした。

気持ち悪いんだけど、なんだか心に残ったのがエーデルワイス
主人公の作家の作品をこよなく愛すファンが、
自分こそが、死んでしまった主人公の弟だと思い込んで、
ストーカーのように主人公をつけまわしていきます。
最初は気味が悪かったけど、だんだんその存在に癒されるようになって、
最後はまるで夢だったかのようにいなくなってしまう。
日常と非日常の合間に落ちてしまったかのような感じで、ぐっときました。

また小川さんの作品を読んでみたいと思わせてくれる本だったので、
評価は◎(5段階の上から2番目)です。





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2013
05.04

オリエント急行殺人事件

テレビドラマでやっていた、デビィット・スーシェが主人公の、
オリエント急行殺人事件を見ました。

ポアロシリーズは1冊か2冊しか読んでいないので、
これもまだ原作を読んでいません。
たいてい、映像は原作を越えられないことが多いので、
先に映像があるものは映像を見るのがいい、ということもあるのですが。

さすが、アガサ・クリスティの名作と言われる作品。
謎解きというよりも、ストーリーに深みがあった気がします。

ポアロの悩み、最後の選択。
日本人だとなんとも実感できないこともあるけれど、
ここには誰も悪い人はいない、という言葉も重い。

やっぱり伝統的なミステリーの大作っていいですね。
久々にまたアガサ・クリスティを読んでみようかなぁ。
と、思わせてくれました。
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2013
05.03

3000アクセス!

Category: 全体
5月になって、なんだか暖かくなってきたこともあって、
ちょっと雰囲気を変えたくて、久々にテンプレートを変えました。
これからもっと暖かくなってほしいものです。

3月の終わりくらいに2000アクセスだったのですが、
きがつけばもう3000アクセス。

たくさんの方が見てくださってるとおもうとやっぱりうれしいですね。
これからもよろしくお願いします!
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2013
05.01

4月のまとめ

Category: 全体
4月のまとめ

GWのちょうど真ん中。カレンダー通りに働いているけれど、
やっぱり、後半の4連休が近づいてくるとわくわく。
4月は前半に実家に帰省して本を読んでいる暇がなくて、数が少ないですが、
4月にご紹介した本をまとめます。

恋する罪びと恋する罪びと
(2000/06)
田辺 聖子
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真夏の方程式真夏の方程式
(2011/06/06)
東野 圭吾
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文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
(2002/09/05)
京極 夏彦
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ひなこまちひなこまち
(2012/06/29)
畠中 恵
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訪問者訪問者
(2009/05/14)
恩田 陸
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ユージニアユージニア
(2005/02/03)
恩田 陸
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4月は後半に集中して本を読んでいました。
ちょっと昔の本が多くて、手あたり次第という感じで読んだので、
そこまで面白い、という本には出合えなかったような気がします。
この中で一番、というならやっぱり絡新婦の理、でしょうか。
絡新婦の理まで読んで、なんとなく京極堂シリーズに一段落がついたのが、ちょっと満足。
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