--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013
04.29

ユージニア

今日の一冊:ユージニア

ユージニアユージニア
(2005/02/03)
恩田 陸

商品詳細を見る


<概要>by角川書店ユージニア紹介ページ
ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。
町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。

<感想>
恩田陸さんの出世作?
こちらは第2回本屋大賞と、吉川英治文学新人賞のダブル受賞作だとか。

こちらもファンタジーというよりはミステリーに近いのかもしれないけれど、
本の構成がすごい独特で、後の方の恩田陸さん作品を彷彿とさせる雰囲気が漂っていました。

以前起こった殺人事件を、それに関係した様々な人達にインタビューした本を出版した人がいて、
その人も含めて、事件にかかわっていた人をまた新たにインタビューした別の人が、
インタビューの内容を綴っている形で物語が進んで行って、
最後は、2人目に事件の真相を追おうとした人と、
一人目のインタビューした人の視点で物語が閉じていきます。

犯人はかなり最初にいきなりわかっているにも関わらず、
最後の最後まで、なんとなく不安な感じというか、
本当にそうなのか、気になるまま話が進んで行って、
結局最後まで、なとなくモヤモヤ!!

東野圭吾とかの謎解きすっきり感は味わえません。
でも本当の事件とかってこんな感じなのかな、と思わせるような、
謎めいた雰囲気はちょっと趣深いです。

あと、目が見えない女性がとても重要な役割を果たすのですが、
結末を読んだときに、H.G.ウェルズの、「盲人の国」という短編を思い出しました。
タイトル的にも、この短編だけでなくて、ウェルズの影響が大きいのかな、
と改めて思ったんですけれど、どうなんでしょう。

話の進め方も、中身もすごいおもしろかったんですが、
謎解き的なすっきり感が味わえず、読み終わってもモヤモヤするところが微妙なので、
評価は差し引き平均の○(5段階の真ん中)です。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
2013
04.27

訪問者

今日の一冊:訪問者

訪問者訪問者
(2009/05/14)
恩田 陸

商品詳細を見る


<概要>
山中にひっそりとたたずむ古い洋館-。
三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が立てたその館に、
朝霞家の一族が集まっていた。
千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。
晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。
「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」
孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?
一堂に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!
冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。
数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた。
果たして、「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?
そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った-。
嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー!

<感想>
ちょっとミステリー系が続いたので、恩田陸さんのファンタジーを、
と思っていたのに、なぜかまたミステリーになってしまった。

大富豪の兄弟たちが遺産を巡っていさかいを起こしている中起きた、2つの不審死。
不審死を遂げた峠昌彦の友人、井上が謎を解こうと現場に踏み込んでいくけれど、
そこでさらに人が死に、館からの一本道もがけ崩れでふさがれてしまうという、
ものすごーくオーソドックスな話。

謎解きの結果自体は、そうきたか~、という程度でそう驚きもなかったけれど、
最後の幕引きのところは何となく、今までは読んだことのないパターンでした。
が、すごい物語自体がライトで、あっという間に読み終わってしまった。

超オーソドックスだったし、謎も特にすごいものでもなく、物足りなさ感が残ってしまった。
やっぱり恩田陸はファンタジーの人かな、という気がしました。
というわけで、評価は△(5段階の下から二番目)です。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




Comment:0  Trackback:0
2013
04.23

ひなこまち

今日の一冊:ひなこまち

ひなこまちひなこまち
(2012/06/29)
畠中 恵

商品詳細を見る


<概要>新潮社紹介ページより
いつも元気に(!?)寝込んでる若だんなが、謎の木札を手にして以来、
続々と相談事が持ち込まれるようになった。
船箪笥に翻弄される商人に、斬り殺されかけた噺家、霊力を失った坊主、そして恋に惑う武家。
そこに江戸いちばんの美女探しもからんできて――
このままじゃ、ホントに若だんなが、倒れちゃう!

<感想>
23日に公開したつもりだったのに、下書きのままでした。。。

しゃばけシリーズ、久々に読みました。
もう11作目だったとは。
予約してから半年待ち。やっぱり人気なんですね。

いつも通りの雰囲気で、体は弱いけど頭の良い若旦那と、
若旦那の周りにいる妖達が、いろんなトラブルを解決していく筋も変わらず。

今回は、助けてくださいと書かれた木札を目にした若旦那が、
友人の兄弟や、河童、岡っ引きの親分や、花見で出会った大名を助けるという話。
それにタイトルの、ひなこまち(雛小町)選びが関わってきます。

雛小町とは、大名家に収めるひな人形のモデルとする女の子のことで、
それに選ばれれば江戸で指折りの美人として認められるだけでなく、
その後、大名の側室になるかもしれないということで、
江戸の町はその話で大賑わいになり、
長崎屋の若旦那も、その撰者として巻き込まれます。

タイトルストーリーは、実はただの伏線で、
実際には大名とその妻がお互いに好きあっているにもかかわらず、
奥方が跡取りを産めずに、側室を娶らされることに困っているところを、
若旦那と妖達が手伝って解決してあげる、という話でした。
最後の大団円のところでは、ちょっとほろりと来てしまいました。

だんだん若旦那が、大人になって、
というか大人になりたい、しっかりしたい、という思いが強くなっていって、
少しずつ行動が変わってきた気がします。

まだまだ続けるんでしょうけど、最後はどうするんでしょうね。


いつも通り、期待以上でも、期待以下でもなく、安定してほっとする内容、
というわけで、評価は○(5段階の真ん中)です。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




Comment:0  Trackback:1
2013
04.21

絡新婦の理

今日の一冊:絡新婦の理

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
(2002/09/05)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>wikipediaより
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな-
二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られた鑿をふるう目つぶし魔。
連続殺人は八方に張り巡らされた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。
中心に陣取るのは誰か?

<感想>
京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの5巻目。
今回の作品は、京極堂シリーズNo.1との呼び名も高い絡新婦の理。

魍魎の匣レベルのすごさをついつい想像してしまったのですけれど、
結果としては、ちょっと魍魎の匣とは比べられない感じでした。

珍しく、作品の頭部分でほぼ犯人がわかる謎解きエピソードが入っていて、
それはそれで新鮮だったし、この犯人は結局誰だろう、
と思って引き込まれた部分もあったのですが、
やっぱり、それが誰かばかりに気がいってしまって、
なんとなく、いつものように世界観、不安感に引き込まれていく感じがしなかった。
ある意味、京極堂シリーズとしてはかなり読みやすい類の本だったのかもしれません。

ラスト近くの盛り上がりシーン。
目の前で子供を殺されたお母さんが、それでもその子は私の子、と言った後、
その子を殺した実の父親を殺して、自分も死んでいくシーンは、
予感していたにも関わらず、なんとも言えないせつなさがありました。

それにしても、犯人は本当に何かを手に入れられたのでしょうか。
そしてこの先、何を糧にして生きていくのか。
何とも言えない後味の悪さです。
でも、本当になんとか生きていってほしい。

加えて、ちょうど田辺聖子さんの恋する罪びとを読んだ後だったこともあって、
日本の歴史の中での女性の立場の変化や、
結婚の文化などの取り上げ方が面白くかったです。
考えてみたら、ゾウとかライオンとか、ミーアキャットとか、
集団で生きる動物たちは、みんな女系家族で、
強いオスがその家族に受け入れられる、というパターンって多いですよね。

今の長男家長の制度だけが常識ということではないのかもしれませんね。
大奥とか、ほかのいろんなこれまでに読んだ男女逆転的な話を思い起こしてしまいました。

いろいろと面白かったことは面白かったのですが、期待に比べると、という部分もあり、
そんなわけで、評価は◎(5段階の上から2番目)です。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




Comment:0  Trackback:0
2013
04.19

真夏の方程式

Category: 推理もの
今日の一冊:真夏の方程式

真夏の方程式真夏の方程式
(2011/06/06)
東野 圭吾

商品詳細を見る


<概要>
夏休みを叔母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。
仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。
翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。
その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。
彼はなぜ、この美しい海を誇る街にやって来たのか・・・。
これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは-。

<感想>
またまた久しぶりに、東野圭吾さん。
一番お気に入りのガリレオシリーズです。

今回は事件が起きたのが、湯川の出張先という変わったパターン。
初期の短編以来、久々に男の子とのコラボでした。
犯人は途中でなんとなくわかっていましたし、
サブ主人公的な成美ちゃんも何かあるという雰囲気が、かなり初期の頃から描かれていて、
謎解きという意味ではあまりそんなに工夫があったとは思えませんでした。

でも、湯川が恭平君に影響を与えて、恭平君がだんだん変わっていく様子や、
事件の幕のひき方に、ほかの東野さん作品とは違う、
なんだか優しい感じが出ていて、ガリレオシリーズらしかったです。

ガリレオシリーズがちょうどテレビではじまったようで、
ずいぶん前にやっていたテレビシリーズの再放送をなんとなく見てしまいました。
やっぱり、福山っていうのは合わないし、
草薙があまりにチョイ役過ぎて残念。
なかなか映像は原作を越えられないですね。

謎解きだけだとちょっとだけれど、
心温めてくれる部分にちょっとプラスを加えて、
評価は○(5段階の真ん中)です。


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




Comment:0  Trackback:0
2013
04.17

恋する罪びと

前回からずいぶんと間が空いてしまいました。
またぼちぼち更新しますのでよろしくお願いします。

実家に帰ってから、どたばたした日々が続いていましたが、本だけは読んでいます。
ブログにあげていないのがたまってしまっていますが、
とりあえず、この間最初に詠んだ本の紹介から。

今日の一冊:恋する罪びと

恋する罪びと恋する罪びと
(2000/06)
田辺 聖子

商品詳細を見る


<概要>byPHP研究所
烈しくせつない恋物語を古典や伝説から取り出し、田辺流解釈で楽しむ。
紫式部の恋のかけひきや武蔵とお通の純情秘話など24話を収録。

<感想>
ちょっと久しぶりに古典ものを読んでみました。
田辺聖子さんが、古典のいろいろな話に中から、恋物語を選んで紹介している本です。
業平と高子や、定家と式子様のような有名な古典から、
宮本武蔵とお通みたいな話やら、おじいさんとおばあさんの中のいい話やら。
どれもこれも、なんだか読んでいてじーんとくる話ばかりでした。

個人的には「忍れど」と題された、元子と頼定の話が結構好きです。
もともとお互い憎からず思っていた二人が、
それぞれ別の人と結婚し、はからずもお互いに分かれて、
お互いに一山越えたからこそつながることができるという。
36歳と34歳とではじまった二人の恋の話を、
田辺聖子さんは、中年からの純愛は珍しい、とまとめています。

和歌一つないのですが、頼定の言葉が優しい。
その通りのことを言っていたわけではないでしょうが、
父の怒りによって髪を切られた元子を見て、
振り分け髪がいっそかわいい、少年と少女の昔にかえったようだ、と、
そんな機転を利かせてくれる男の人、素敵です。

そのほかの話もどれもこれもとてもいい話です。

近代の話は、有名な作家達の恋愛話が多かったですが、
あまり詳しくない人達ばかりだったので、それはそれで楽しめました。

なんといってもやっぱり田辺さんの文体がきれいで、
あっという間に読み終わってしまいました。
評価は◎(5段階の上から2番目)です。


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




Comment:0  Trackback:0
2013
04.04

3月分まとめ

Category: 全体
3月のまとめ

昨日、今日と花散らしの雨と風で、桜がすっかり葉桜になってしまいました。
3月は急に暖かくなって、なんだかちょっとびっくりでした。
今回もまたちょっと遅れちゃいましたけど、3月にご紹介した本をまとめます。

エイリアン蒼血魔城 (ソノラマ文庫)エイリアン蒼血魔城 (ソノラマ文庫)
(2000/02)
菊地 秀行
紹介ページへ


はなのひとはなのひと
(1999/11)
かみおか まなぶ
紹介ページへ


文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)
(2000/09/05)
京極 夏彦
紹介ページへ


砂漠 (新潮文庫)砂漠 (新潮文庫)
(2010/06/29)
伊坂 幸太郎
紹介ページへ


ちいさなせかいちいさなせかい
(2001/10)
神岡 学
紹介ページへ


天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁
紹介ページへ


ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))
(2000/06/16)
ヒュー・ロフティング
紹介ページへ


文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
(2001/09/06)
京極 夏彦
紹介ページへ


西風の戦記(ゼピュロシア・サーガ) (ソノラマ文庫)西風の戦記(ゼピュロシア・サーガ) (ソノラマ文庫)
(1988/03)
田中 芳樹
紹介ページへ



2月は小説ばっかり、とか書きながら今回も小説ばっかりでした。
でも、今回はいい本が多かったかな。
やっぱり今回は天地明察、ですね。
次の光圀伝も見たい。

後は、2月からはまっている京極堂シリーズでしょうか。
借りてきたままの絡新婦の理、相変わらず厚いです。


明日から九州の実家に帰るので、次にブログが書けるのは早くても10日頃になりそうです。


Comment:0  Trackback:0
2013
04.01

気になる本

Category: その他
今日は久々に本屋さんをふらふらしました。
いろいろと気になる本や読みたい本があるのですが、
中でも気になったのがこれ。

世界から猫が消えたなら世界から猫が消えたなら
(2012/10/25)
川村 元気

商品詳細を見る


猫好きの私としては、そんな世界絶対に嫌です。
しかも、本屋大賞にノミネートされているとか。
どんな本なんだろう、気になる。。。
すでに読まれた方がいらっしゃったらぜひ、コメントください~。
Comment:0  Trackback:0
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。