--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013
02.27

真夜中のパン屋さん

Category: 感動もの
今日の一冊:真夜中のパン屋さん

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)
(2011/06/03)
大沼 紀子

商品詳細を見る
 午前0時のレシピ

<あらすじ>
都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。
オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生のの希実は、
可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、
失踪騒動へと巻き込まれていく・・・。
期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。

<感想>
学校の友達におススメされたシリーズその3、です。
号泣したので、最後の方は家で読んだ方がいいよ、
というご忠告をいただいていたのですけど、
ホロリ、というくらいでした。

結構たくさんの重要人物が出てくるにも関わらず、
このサイズに収まっていて、それぞれに結構掘り下げていて、
さすがは脚本家、言葉と勝負しているな、という感じです。

ただ、感動ものとしては、正直よくあるドラマというような感じで、
1クールドラマの最終回、という感じの盛り上がりかな。
親子ものとしては、すごく古いですけれど、
やっぱりチャップリンのキッドを越えるのはない気がするし。

これを読んで、最近一番泣けた本はなんだったかなと思ったら、
西尾維新の猫物語白、でした。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ



スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
2013
02.25

忙しい。。。

Category: その他
今週は、2月いっぱいの課題があって、
本をゆっくり読んでいる暇がありません。

せっかく週末にまた本を借りてきたのに。。。
ちなみに、今は真夜中のパン屋さんを読んでいます。
たぶん、あさってには読み終われると思うのですが。

その次に控えているのは、百鬼夜行シリーズの3冊目です。
それにしても、毎回驚くほど、サイコロのような厚さの本です。。。
Comment:0  Trackback:0
2013
02.24

生き物の描き方

Category: 生きもの
今日の一冊:生き物の描き方

生き物の描き方: 自然観察の技法生き物の描き方: 自然観察の技法
(2012/12/12)
盛口 満

商品詳細を見る


<概要>
デジカメの時代にわざわざ生き物のスケッチ?
いえいえ、じつはそれが大切なのです。
自然観察の達人「ゲッチョ先生」が生き物の見方、描き方を伝授します。
さぁ、フィールドノートとペンを持って、生き物たちの観察に出かけよう。

<観察>
久々に、ゲッチョさんの新刊です。
今回は、いつものように何かの生き物を掘り下げていくということでなく、
まさにタイトルのとおり、生き物の描き方を紹介するということがメインで、
生き物自体の話はかなり少なかったです。

読んでいて妙に感心してしまったのは、
盛口さんも子供のころは、絵がそんなにうまかったわけではなかったということです。
知り合いに盛口さんの大学の同級生という人がいて、
トンボの羽の模様を、そのまま鉛筆でスっスっと書いて、
そのまま、羽の模様の通りに書ける、という話を聞いたことがあります。
そんなことができるっていうのはやっぱり才能かなぁと思っていたのですが、
繰り返すことが大事ということなんですね。

ただ、中で紹介されているスケッチの3法則、
1.ウソをはっきりとつく
2.ウソのつき方をうまくする
3.ウソはつきとおす

これって、簡単そうで難しい。
目の前にあるとおりに書くしかないと思っちゃいますよね。
しかも、2番目がとても。。。うまくつけたらうまくかける気がする。

でも、大学生たちに絵の描き方を教えたところや、
実際にいろいろな生き物の絵をどんなふうに書いたか、
というところなどを読むと、
なんだかやってみたら書けるんじゃないか気がしてきました。

回数を重ねてみたら、だんだん楽しく書けるようになると期待して、
時間を作って書いてみようかな。
読み終わってそんな気持ちになる本です。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ



Comment:0  Trackback:0
2013
02.22

魍魎の匣

今日の一冊:魍魎の匣

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)
(1999/09/08)
京極 夏彦

商品詳細を見る



<概要>
箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女たちの四肢。
そして巨大な箱型の建物-
箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人事件を結ぶ。
探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。
果たして憑物は落とせるのか?


<感想>
友人に勧められた、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの2巻目。
とにかく、冗談みたいな厚さに笑ってしまいました。
文庫本1冊で1,050ページ!こんな本があるなんて。

これで面白くなかったらどうしよう、なんて思いながら読み始めたのですが、
失礼なことを考えて沁み余した。
本当に久々に、読むのをやめることができなくなるほど面白かったです。
このページ数で中だるみなし。
650ページを越えたあたりからの謎解きに入ってから残りは、
一気に読んでしまいました。

詠んだ後で知ったのですが、
百鬼夜行シリーズの中でも最高傑作と言われているそうですね。
ここでもう最高のを読んだと思うと微妙な気もしますが、
とにかく、気持ちいいくらいにうまい話でした。


後半400ページ弱の謎解きは、中身がすっきりとして、
しかも読み応えのある展開でしたけど、
それ以上に文章がすごく良かったです。

怒涛の展開の中でも、匣の中をのぞいた被害者が、
彼岸に行ってしまったんだ、という言葉が、本当に絶妙!
何が起きたか全くわからないのに、なんか納得してしまう。

また覗きたくなってしまった、覗かずにいられない人達が、
匣に引き寄せられていく様子も、息をのむ感じでした。

殺されていく人たちの殺され方は、私の苦手なかなりグロイ感じなのに、
なんかとても美しいものなんじゃないか、という気がするほど。
非現実的な、あちら側の世界の感じもうまく出ていて。

今まで読んでいなかったのがもったいないと思うほどでした。
そんなわけで、評価は★(5段階の一番上!)です。

時間ができたらぜひ、一度だまされたと思って、ぜひ読んでほしい作品です。



良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ




Comment:0  Trackback:0
2013
02.21

山種美術館特別展 琳派から日本画へ

Category: 和芸術
山種美術館特別展
 琳派から日本画へ -和歌のこころ・絵のこころ-

rinpa-yamatane.jpg


琳派、しかも山種の日本画ということで、
2月に入って、特別展が始まってからずっと気になっていたのですが、
やっと、行くことができました。

ところが今回、江戸期の作品は書が結構多くて、
あと、半分くらいは近代以降の作者の作品だったので、
私の大好きな江戸期の日本画は結構少なかったのです。

しかも、館内は一切撮影禁止、ということで、
写真も撮ることができず、残念でした~。

それでも、今回もまたお初に出会えた素敵な作品がありました。
今回一番気に入ったのは、菱田春草の月四題。
春、夏、秋、冬のそれぞれに桜、柳、ブドウ、梅と月の組み合わせ。
中でも秋はすごい素敵でした。
葉っぱ一枚一枚の描写もですが、
ブドウの果実の立体感、粒一つずつの書き分け。

春の桜もなんとも言えない雰囲気で、
ほぼ桜色を使わない画面なのに、なんとも言えない華やかさがあり。
日本画が好きな人だったら、一見の価値あり、です。

あとはやっぱり、光琳の「四季草花図巻」です。
これはたしか、大琳派展にも出ていなかったのではないでしょうか。
墨絵なのですが、ユリ、キク、ケシなどの美しい花々と、
後ろにヤエムグラのような雑草も配置していたりして、
相変わらず小憎らしい素敵な構図。
こちらは前期(3月3日まで)しか出していないようです。

最後に個人的に上二つに劣らず好きだったのは、乾山の絵です。
乾山と言えばやっぱり陶器。
小皿などに描かれている絵が素敵で、
日本画も書いてくれればいいのにな、と思っていましたが、
晩年は絵画も書いていたそうで。
タイトルは、「八橋図」。
小さな絵でしたが、乾山らしい、丸みのある線で、
燕子花図屏風を思い出させるような構図になっていました。
味のある字で、在原業平の和歌も書いてあって、
これまた何とも言えない味わい。
こちらも前期のみの展示で、しかも文化庁所蔵ということなので、
山種の特別展にもそうそう出てくる作品ではないのではないでしょうか。

後期は、俵屋宗達と本阿弥光悦合作の四季草花下絵和歌短冊帳や、
伝宗達の槇楓図、抱一の秋草図などなど、又造の千羽鶴など、
また見たい作品がたくさんあるので、2度目に行こうか迷い中です。
Comment:0  Trackback:0
2013
02.20

うた恋い。3 和歌物語三

Category: 未分類
今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

和歌物語三

うた恋い。3のヒロイン、清少納言のたぶん初恋?の話です。
3巻のここまでは、短編や、わき役としてはでてきても、まだまだ活躍不足だった清少納言、
やっと主役らしい感じで登場です。

相手はまたまた、女ったらしで名を馳せていた藤原実方(さねかた)。
清少納言が彼女の能力を活かして自由に生きられるようにと、
お互い思いあっていたにもかかわらず、最後は離れていってしまいます。
現代でもありそうなすれ違いですね。

個人的にはこういう男性は苦手ですが、
この時代の男性としては度量のすごく大きな人だったんでしょうね。
でも、清少納言は普通に、彼のそばにいたかっただけだったのに。
うた恋い。2のヒロイン、小野小町の相手だったらよかったのに!

ネタバレの中身はいつものように続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログへ


続きを読む
Comment:0  Trackback:0
2013
02.18

尾張徳川家の至宝展

Category: 和芸術
江戸東京博物館開館20周年記念特別展
 尾張徳川家の至宝


久々に江戸時代の作品を見に、博物館に足を運びました。
江戸東京博物館に行くこと自体も久々でした。

今回の展示では、一番大好きな日本画は少なかったのですが、
国宝源氏物語絵巻が出てくるということと、
尾張徳川家が所蔵していた、家光の娘、
千代姫の婚礼道具一式が出てくるということで、
ちょっと楽しみにしていました。

展示リストを見てわかっていたこととはいえ、
やっぱり日本画が少なくてちょっと寂しかったですが、
普段見ないような物がいろいろとあって、
視野を広げるという意味ではとても面白かったです。

なんといっても日本刀が、何本も並んでいるのは圧巻。
乕徹の脇差もありました。
とにかく、刃文が当たり前のことなんでしょうが1本ずつ全然違う。
じっと見ていると、刃文が動いているように錯覚するくらい、なんか不思議な模様でした。

展示の中で、良かったものを3点。
まず、3位は大筒です。
唐銅飛龍型大筒、という名前でした。
正面から見ると竜のようですが、翼のようなものがあり、
しっぽは鯉かなにかの魚のようでした。
これ、撃てるんでしょうか。尾張徳川家のものですから、
もちろん撃つとか考えて作られなかったんでしょうね。
hyakumeoozutu.jpg

で、2位はお能の面です。
面はいろんな種類があったのですけれど、気に入ったのは狐面。
これは狂言で使う面だそうです。目のところにちゃんと穴が開いています。
すごくよくできていて、本当に狐の特徴がうまく出ていて。
これを被った人が神社とかにいたら、本気でドキッとしそう。
kitunemen.jpg

1番よかったのは、源氏物語を入れていたという蒔絵の箱です。
蒔絵の作品は今回、どれもこれもすごかったのですが、
難を転ずるということで、縁起が良いとされた南天が描かれていたこの作品。
実の一つ一つまできらきらと輝いて美しくて、
まさに溜息もの。しばらく見とれてしまいました。
gennji-makie.jpg

特別展は来週24日までやっています。
17日は週末でしたけどそんなに混んでいなかったですし、ぜひおすすめです。

次は、山種美術館の琳派展です!
Comment:0  Trackback:0
2013
02.16

うた恋い。3 和歌物語二

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

和歌物語二

うた恋い。3の中でも、一番と言っていいほど好きな、
藤原道隆(みちたか)と奥さんの儀同三司母(ぎどうさんしのはは)の話です。

女ったらしで名を馳せていた道隆が選んだのが儀同三司母で、
しかも道隆が死ぬまで、ずっと大切にしていたというのがいいんですよね。
道隆の死後はきっと苦労しただろうと思いますが、
それでも、幸せだったのではないでしょうか。

この時代の、一般的な女性の感覚で、
まさに思いのたけをそのまま書いたかのような歌も、
義孝様の歌と負けず劣らず、百人一首の中で10指に入るくらい好きです。


ネタバレ感想はいつものように続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


続きを読む
Comment:0  Trackback:0
2013
02.14

ラッシュライフ

今日の一冊:ラッシュライフ


ラッシュライフ (新潮文庫)ラッシュライフ (新潮文庫)
(2005/04)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


<あらすじ>
泥棒を生業とする男はカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場ー。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ以外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。


<<感想>>
伊坂さんの大ファンという友人から、何かお気に入りの物を、とお願いして、貸していただきました。

なんとも言えない読了感。
モヤモヤ、ということでもなく、すっきり、ということでもなく、ウーン

途中までは、これはもしかしてホラーなのか、
と思わせるような展開で、ちょっと辛かったのですが、
最後に向けて、救いのある方に進んで行ってくれて安心しました。

重力ピエロにしろ、ゴールデンスランバーにしろ、
真ん中落として最後は救いのある感じ、
というのがパターンなのでしょうかね、伊坂さんて。

登場人物の関係や出来事を、時間や視点を変えて順番に見せていくのは、
ある意味よくあるパターンですけど、
読みやすい言葉でわかりやすく書いてあるので、
前にどこで出てきたか読み直さなくても、
あ〜、この場面、こういうことだったんだと納得がいく。
そういうところは、設定に凝りまくったミステリーとかより鮮やかな感じ。

これで終わりにしないで、続編を書いて欲しい気もします。
登場人物の中で落ちが見えたのは数人だけ。
泥棒の黒澤さんやら、そのお友達で独立に失敗した佐々岡さん、
神様高橋さん、好きな日本語を調べていた外人の女の子、達の行く末が気になる!

何やら映画では、お気に入りの黒澤さんが、
堺雅人らしいと聞いて、すごい納得。

難しいですが、総合評価は、◯でした。


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
2013
02.13

うた恋い。3 和歌物語一

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

和歌物語一

清少納言の兄とその恋人の末の松山との恋の話です。
うた恋いでは、この体験が清少納言の、人生観を形作る大きな事件の一つ、
というように描かれています。

二心がないことを表した昔の歌にちなんで、
恋人を末の松山と呼んでいた兄が、父の転勤のために、
恋人とお互いを思いあいながらも離れ離れになってしまいます。
二人の恋の行く末は・・・

ネタバレ感想はいつものように続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


続きを読む
Comment:0  Trackback:0
2013
02.11

1000アクセス

Category: その他
3連休があっという間に終わってしまいました。

いいお天気が続いたのに、もろもろあって外にあまり出ずでしたけど、
昨年冬に始めたこのブログが、1,000アクセス達成しました。

なんだか好きな本のことを自分のためにメモして、
合わせてもし見てくれる人達にも楽しんでもらえたり、参考にしてもらえたら、
という程度の気持ちで始めたのですが、
コメントもいただいたりして、とても楽しく続けています。

これからもまたぼちぼち書いていきますので、
またコメントとか、メッセージとか、ぜひよろしくお願いします。
Comment:0  Trackback:0
2013
02.10

映画:ストロベリーナイト

今日は映画のお話を。

昨日、ストロベリーナイトの映画を見てきました。

スペシャルドラマに始まって、連ドラときて、
この両方が映像、ストーリーともによかったので、
最後が映画ということで、期待していたのです。

が、映像的にも、ミステリーとしての話の展開的にも、
なんか、あまりにもこれまでの作品と落差ありすぎ。。。

なんか連ドラの最後で、菊田との恋愛モードが盛り上がっていたためか、
映画は、ただの恋愛もの的なものしかなかった感じ。

今まで培ってきた姫川班のムードもなかったし、
姫川主任の頭の冴えもなかったし。

恋愛ものとしても、菊田と姫川のファンが多かっただろうに、
あの結末で良かった~、とか感動した、とかいう人はいるのでしょうか。
ポッと出の大沢たかおにふらっと行ってしまうところも含めて、
なんだか残念無念、でした。


不完全燃焼感を払しょくするために、久々にTUTAYAに行って、
最初のスペシャルドラマを借りてきました。
佐田さんの殉職、大塚の殉職、最後のFが正気に目覚めていくところと、
3度も泣きがあって、ミステリーとしてもうまいし。
こっちが映画だった方がよかったのでは、とか思ったり。

もしまだ見てない方には、スペシャルドラマ、おススメです。

Comment:0  Trackback:0
2013
02.08

図南の翼

今日の一冊:図南の翼

図南の翼 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)図南の翼 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(1996/02/05)
小野 不由美

商品詳細を見る


<あらすじ>
恭国(きょうこく)は、先王が倒れてから二十七年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。
首都連檣(れんしょう)に住む珠晶(しゅしょう)は、豪商の父をもち、不自由のない生活と十分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟(きりん)に天意を諮るため、ついに蓬山(ほうざん)をめざす!珠晶、十二歳の決断。
「恭国を総べるのは、あたししかいない!!」


<<感想>>
なぜ今更ながら、十二国記の、しかも中途半端な巻なのかというと、
以前、友人からほかのは全部借りて読んだのですが、
この本だけ行方不明だった、ということで読み損ねていたのです。
いつものように図書館でばったりであってしまったので、連れて帰りました。

十二国記は、最初の「月の影 影の海」が、とにかくひたすら1巻目が暗くて、
2巻目の途中くらいまで本当に救いがなかったので、ものすごく読むのが大変です。
その後だんだん、ちょっとわくわくするような話が増えてきたのですけど、
今回の図南の翼、期待以上にすごくよかったです。
久々にすっかりはまって、あっという間に読んでしまいました。
十二国記シリーズの中では、「東の海神 西の滄海」と、
どちらが一番よかったかな、と思うくらいでした。

王というのは生まれながらにして王で、なるべき人がなる、
というのがこの物語の設定だと思いますが、
その中でも、珠晶はすごく王らしい王な気がします。

最初は小生意気なお嬢さんという感じだった珠晶が旅を通じて成長していき、
また、どれだけの思いで昇山(しょうざん:王にふさわしいかどうかを麒麟に判断してもらう旅)したかが、
一緒にいる人たちとのやりとりで明らかになっていきます。

先に、後に書かれたシリーズを読んで、珠晶が王になることはわかっていたというのに、
これでもか、という危機にあって、どうなっちゃうのか、ドキドキしてしまいました。

それにしても、最後の麒麟との出会いはすごい。。。

4月に久々に新刊が出るそうで、今から楽しみです。
というわけで、評価は◎でした。


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
2013
02.06

ばら色の頬のころ

今日の一冊:ばら色の頬のころ(友達の本)

ばら色の頬のころ―when I was thirteen (F COMICS)ばら色の頬のころ―when I was thirteen (F COMICS)
(2007/03)
中村 明日美子

商品詳細を見る



こちらは、友人におススメされて読んだ本です。
ジャンル的にいうと、BLらしいです。

正直いうと、BLは全然読まないのですが、
BLと言ってもとても軽いし、絵がきれいだからいいですよ、
というおススメに載って、借りました。

というか、実際見てみたら、表紙を見たことがある!
中村明日美子さんって、同人ぽい、独特の線できれいな絵なので、
たぶん本屋かどこかで見て、なんとなく印象に残っていたみたいです。


内容は、市長の息子ということでいじめられていたアンドルー・モーガンと、
彼を助けた、優等生のポール・モーガンとの友情やら愛情やらの物語、でした。
この話の後に書かれた、Jのすべてという作品の前日譚&後日譚、ということでできた作品らしいです。

有名人の子供に生まれたがために、周りからいじめられてぐれていく男の子が、
自分を助けてくれた友達を特別に思って近づいていくというパターンは、
ある意味定番で、そういう話はたくさんあります。

でも、ユダヤ人の虐殺の話なんかも背景に入れて、
自分のお父さんが、大事な友達を傷つけることで、
親とも、友達とも決定的な溝ができていくストーリーは、
これまで読んだことのある似たような話よりせつない感じがさらに強まって、
ちょっとBLならではって感じなのかもしれない。
余韻が残りました。

ストーリーは個人個人の好みがありそうな気もしますが、
絵だけでも見ごたえ十分。
一度は読んでみていいかな、と思える作品です。


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
2013
02.05

魔法使いはだれだ

今日の一冊:魔法使いはだれだ(図書館より)

魔法使いはだれだ ― 大魔法使いクレストマンシー魔法使いはだれだ ― 大魔法使いクレストマンシー
(2001/08/29)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

商品詳細を見る



ここからネタバレ感想です。

ハウルの動く城の原作、魔法使いハウルと火の悪魔、を久々に読んで、
ダイアナ・ウィン・ジョーンズのほかの作品も読んでみたいと思って、手に取った一冊です。

魔法使いを書かせるならこの人、と言われるジョーンズが、
シリーズで4作書いた中の最初の作品ということでかなり期待していたところもあり、
ちょっと期待ほどではなかった、というのが正直な感想でしょうか。

その理由としては、主人公があまりに子供過ぎたこと、
またイギリスの歴史や風習、ヨーロッパ独特の魔女狩りという設定や、
歴史上の人物や出来事などがかなりたくさんでてきて、
優しく訳してもらっているのですが、入り込みにくかったことが挙げられそうです。

あと、たぶんこれは想像かもしれませんが、
ジョーンズは基本的に児童文学の名手なので、
ハウルのような本がちょっと特殊だったのかもしれません。

タイトルにもなっている魔法使いの正体は、途中からなんとなく予想していた通り、
魔法使いでない人の方が少ない、という結果だったのですが、
クレストマンシーが出てきてから、火あぶりにかけられそうになっている子供たちごと、
世界を窮地から救ってしまうまでの、怒涛の展開は読みごたえがありました。

せっかくなので読みますが、シリーズの2作目以降は、少し時間をあけてもいいかな~。

そしてやっぱり、ファンタジーの王様はメアリ・ポピンズだなぁ、と改めて思ってしまいました。
久々にメアリ・ポピンズが読みたい!!


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
2013
02.04

うた恋い。3 プロローグ

Category: 歴史もの
今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

プロローグ

3巻の冒頭にあるのは、主人公清少納言と、
最後のエピローグまでともにいる、藤原行成の出会いの話です。

行成様は、これまでに何度か出てきて、
百人一首の中でも個人的には5本指に入る、
「君がため 惜しからざりし命さえ 永くもがなと 思いけるかな」の作者、
藤原義孝様の息子さんです。
歌詠みの家系に生まれた二人の出会いは。。。

ネタバレ感想はいつものように続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


続きを読む
Comment:0  Trackback:0
2013
02.03

うた恋い。3 全体

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版
(2012/04/20)
杉田圭

商品詳細を見る


久々に「うた恋い」の続きです。
最後の3冊目は、枕草子の作者、清少納言の子供のころから、
宮中を去るまでの様々なお話です。
清少納言のお兄さんや、少納言が仕えた中宮定子の父、藤原道隆などの周囲の人々と、
離婚した後最初の相手の藤原実方、次の相手(?ここは微妙ですが)の藤原行成との恋の話、
など、とても盛りだくさんです。

私が昨シーズンのアニメでうた恋いを見たのはすでにこの3巻の話でした。
清少納言は、国語の授業で習った時から結構好きだったのです。
ある意味日本初のエッセイスト、という意味でもカッコイイと思っていました。
うた恋い。3の中でもすごく素敵な人として描かれています。

この時代にこんな風に生きるのは大変だったような気もするのですけれど、
当たり前のように、自分に自信をもって生きている感じがしました。
うた恋いに出てくる様々な魅力的な女性の中でも、一番素敵だと思います。

清少納言は行成様のことは本当に好きだったかなぞですね。
実方様のことは本当に好きだったのではないかと思いますけれど。
小野小町と清少納言の恋愛観・人生観を足して二で割るか、逆だったなら、
実方様ともうまくいったのかもしれないなぁ、と思ってしまったり。

明日からちょっとずつまたネタバレ感想と中身の紹介をします。
クリックすると開くようにしていきます(別ページです)。

プロローグ(藤原行成、藤原斉信、清少納言)
和歌物語一(清原元輔、清原致信&末の松山)
和歌物語二(儀同三司母(高階貴子)&藤原道隆)
和歌物語三(藤原実方&清少納言)
和歌物語四(清少納言&藤原行成)
和歌物語五(藤原公任)
エピローグ(藤原行成&清少納言)


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
2013
02.02

重力ピエロ

今日の一冊:重力ピエロ

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
(2006/06/28)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る



<<あらすじ>>by wikipedia
仙台の街で起こる連続放火事件。放火現場の近くには必ず奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎を解き明かしたとき、その先に見えてくるものとは・・・。


ここから感想です。

伊坂幸太郎の出世作、と聞いています。
伊坂さんの作品はこの本とゴールデンスランバーの映像しか見ていませんけれど、
独特の世界観がある感じがしますね。

実はこの本、読んだのは2度目なのです。
いつものように図書館に行ったときふと見たら、リサイクル用本棚に置いてあって、
そういえばいい話だったし、もう一度読んでみようかと思って手にとりました。

母が暴行を受けたことで生まれた父親違いの仲の良い兄弟。
放火犯を兄弟で追いかけて、謎を明らかにしてくストーリーがメインのように見えますが、
裏側に、家族ってこういうものでしょ、こうであったらいいよね、
という夢というか、願いのようなものが繰り返し繰り返し描かれていて、
ミステリーというよりは、感動ものという側面が強いような気がします。

なんといっても二人が大好きなお父さんが本当に素敵です。
血のつながらない息子に、お前は俺に似て嘘が下手だ、というセリフは、
本当にうるっときてしまいました。

どこかの書評にもあったような気がしますけど、
殺人事件が起きているというのに、読み終わったときなんだかすっきりと、
さわやかな気持ちになるような作品は珍しいですよね。

伊坂さんは、また別の作品も読んでみたい気がする作家さんの一人です。


良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
2013
02.01

1月のふりかえり

Category: 全体
あっという間に2013年も1/12が終わってしまいましたね。
自分の振り返りを兼ねて、1月にご紹介した本をまとめます。

エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)
(2006/01/05)
恩田 陸
商品詳細を見る


超訳百人一首 うた恋い。2超訳百人一首 うた恋い。2
(2011/04/28)
杉田 圭
商品詳細を見る


憑物語憑物語
(2012/09/27)
西尾 維新
商品詳細を見る


魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
(1997/05)
ダイアナ・ウィン ジョーンズ
商品詳細を見る


クレーの天使クレーの天使
(2000/10/11)
パウル・クレー、谷川 俊太郎 他
商品詳細を見る


百鬼夜行抄 1 (ソノラマコミック文庫 い 65-5)百鬼夜行抄 1 (ソノラマコミック文庫 い 65-5)
(2007/10)
今 市子
商品詳細を見る


百鬼夜行抄 2 (ソノラマコミック文庫 い 65-6)百鬼夜行抄 2 (ソノラマコミック文庫 い 65-6)
(2007/10)
今 市子
商品詳細を見る


姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)
(1994/08/31)
京極 夏彦
商品詳細を見る


1月はマンガ3冊と小説5冊の合わせて8冊でした。

まんがはそれぞれでしたけど、うた恋はやっぱりいいですね。
小説の中での一番おススメは・・・
やっぱり2度目に読んだ、「魔法使いハウルと火の悪魔」、でしょうか。
映画との比較という意味でも、ファンタジー好きの人だったら、楽しめると思います。
次はやっぱり、憑物語でしょうか。
シリーズ中で特にすごい、ということではないのですけれど、
やっぱり西尾維新の楽しさは楽しめると思います。

小説は、内容を細かく紹介するとすごく時間がかかって、紹介できる数が減ってしまうので、
1月の後半から、細かい中身を紹介するのをやめました。
そんなわけで、2月からはもうちょっとたくさん本が紹介できるといいな、と思っています。




良かったらぜひ押してください↓
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



Comment:0  Trackback:0
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。