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2012
11.21

名探偵の掟 その1

Category: 推理もの
今日の一冊:名探偵の掟(図書館から)

名探偵の掟名探偵の掟
(1996/02)
東野 圭吾

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東野圭吾さんは、「容疑者X」を読んでから、
とりあえず、図書館で見かけたら手にとる作者の一人です。

たくさんのすごい推理ものを書いている東野さんですが、
この作品はまじめな推理ものというよりは、
パロディー的に、コミカル要素が強いお話のようです。

大雑把に言えば、名探偵とぱっとしない刑事それぞれが、
推理ものの作品の中で、いろんな苦労をしつつそれぞれの役を演じているんだ、
ということが、繰り返す短編の中で表現されていくようです。
推理ものを書いている人として、
読者はこう思っているんだろうなぁとか、
書きながら思っていることも所々に書いてあるような。。。

今日はプロローグから、第3章まで。
ちなみに1章から3章のタイトルは下のとおり。

第1章 密室宣言-トリックの王様
第2章 意外な犯人-フーダニット
第3章 屋敷を孤立させる理由-閉ざされた空間

今のところ、推理ものとしての醍醐味を感じるような短編ではありません。
第3章に、閉ざされた空間をテーマにしたものは日本でしか人気がない、
と書いてあって、ちょっと驚きました。
海外でも閉ざされた空間ものって好かれていそうな。
ダイハードとか、スピードとか、アクションものも多いし。

第1章の密室宣言はほとんど推理ものというほどの内容ではなかったのですが、
2章、3章と、少しずつ推理の要素が入ってきたような気がするので、
これから第12章に向けて、だんだん面白い推理ものになっていくことを期待して、
読み進みたいと思います。

中盤・後半のネタバレ感想はこちら↓
名探偵の掟 その2
名探偵の掟 その3

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