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2013
05.31

新訳絵入現代文 伊勢物語

新訳絵入現代文 伊勢物語新訳絵入現代文 伊勢物語
(2011/02)
不明

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<概要>「BOOK」データベースより
昔日の雅と恋の模様を活き活きとつづる。
若き日の歌人吉井勇が心の風を読み、竹久夢二が相愛の美を描く。

<感想>
ここのところ、古典のいろんな話を読んでいましたが、
どれもこれも、在原業平の和歌はいいなぁ、としみじみ思ってしまって、
とうとう、伊勢物語を読んでみることにしました。
原文と訳が載っているのもいいと思うのですが、
今回は、竹久夢二の絵の魅力もあってこちらに。

昔、男ありけり。の出だしで有名な伊勢物語
在原業平が主人公とされていますが、結構いろんな話が入っています。
これはさすがに業平じゃなさそうだな、と思うような話もあれば、
兄の行平が、と、明らかに業平だと分かる話もあります。
若いころのことから、歳をとってからの話になっていき、
最後は有名な辞世の句で終わり、でした。

それにしても、宮仕えをしていたはずなのに、
どうして東北にまで旅に出る余裕があったんでしょう。
なんだか不思議な感じです。

中には、うた恋い。で取り上げられていた植えし植えば、や、
すでにブログでとりあげた、月やあらぬ。。。など、
有名な、好きな和歌がたくさんありましたけれど、
せっかくなので、今までブログで書いたことのない歌を、
いつものように3つ、選びました。


1番目は、業平が武蔵野国に旅した、若い時の歌です。

「名にし負はば いざ言問わん 都鳥 わが思う人は ありやなしやと」

名にし負わば、という出だしがかっこいいです。
これも超有名な和歌ですが、やっぱり、いいですね~。
都鳥はまた、とてもきれいな鳥ですし、
なんとなく都鳥を見ると、業平がこの鳥を見たんだなぁ、と、思ってしまいます。


次は、業平の歌でなくて、業平とやりとりしていた相手の女の人の歌です。

「ゆく水に 数かくよりも 果敢なきは 思わぬ人を 思うなりけり」

わかりやすくて、そしてその通り、という歌ですけど、
なんだか和歌にすると意味が深く感じられました。


最後は、業平が歳をとってからの歌です。

「世の中に 絶えて桜の 咲かざらば 春の心は のどけからまし」

この歌、本当にそうだなぁと思います。
春になると桜が咲いて、毎年なんとなくウキウキもするけれど、
満開を迎える直前くらいから、なんとなく寂しい気持ちになってしまう。
1000年も前から、みんな同じようなことを思っていたのだなぁと、感じ入ってしまいます。
これも、有名すぎる歌ですけれど。


古典の原作の入門編としては読みやすいと思います。
当たり前とはいえ、中身としては予想通りだったので、
評価は○(5段階の真ん中)です。



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2013
05.18

うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

Category: 古典もの   Tags:杉田圭短歌
今日の一冊:うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

うた恋い。和歌撰 恋いのうた。うた恋い。和歌撰 恋いのうた。
(2013/03/15)
渡部 泰明

商品詳細を見る


<内容>
『超訳百人一首 うた恋い。』の杉田圭と、
監修者で東京大学教授・渡部泰明の夢のコラボで贈る恋歌撰!
「恋」をテーマに渡部泰明が恋歌を解説し、
杉田圭がうち3本をダイナミックにマンガ化!

<感想>
表紙が、『超訳百人一首 うた恋い。』まんまだったし、サイズも一緒なので、
続き的なものが出たの?!と大喜びしてしまったら、
中身はほぼ小説といったような感じで、
読み応え十分の1冊でした。

内容にも書いてありますが、うた恋い。の監修者が選んだ恋の歌34首が解説されていて、
そのうち3つが漫画になっています。

マンガになっているのはかの有名な額田王と大海人皇子の有名な掛け合いと、
藤原道信と婉子(えんし)女王、最後が御深草院二条と有明の月。
額田王と大海人皇子のやりとりは確か学校で習った教科書に載っていたような。

本当に浮気心があったかのような解説をうけた気がしたのですが、
実は、額田王はこの時の夫、天智天皇と大海人皇子のが仲が悪いわけではないと、
噂を払しょくするための演技だったということが、最近定説になったそうです。
歴史と同じで、解釈って研究の末に変わってくるものなのですね。

この本で紹介されている歌はそれぞれにやっぱりすごいいいですけど、
個人的ベスト3は以下3つかな。

「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身一つは もとの身にして」

3位は定番中の定番、在原業平の歌。
分かりやすいうえに、なかじーんときますよね。


「君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも」

そして2位は、これもかなり有名な、狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)の歌。
”焼き滅ぼさむ”という言葉にちょっと怖いような、
でも本当に心がこもっている感じが伝わってきます。

そしてやっぱり1位は。。。

「夜もすがら 契りしことを 忘れずは 恋ひむ涙の 色ぞゆかしき」

うた恋い。3にも出ていましたが、この歌、ほんとに好きです。
読んでた時に涙が出てしまいました。
まぁ、定子様のイメージがあるからこそ、好きなのでしょうが。。。

 
マンガの軽さ、面白さはなかったけれど、どっぷりいろんな歌を読ませてもらえたので、、
評価は◎(5段階の上から2番目)です。



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2013
05.14

うた恋い。3 エピローグ

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

エピローグ

歌恋い。3巻の最終話でもあり、
歌恋い。シリーズ本編全体の最終話でもあるこの話は、
清少納言と藤原行成との恋の行方に決着がつく話です。

二人の思いは一夜だけ重なって、
その後また、別々の人生を歩んでいったようです。

自分が守るから宮中にいてくれ、と頼む行成への、
清少納言の答えが、本当に素敵で、せつなくて、涙が出ます。
そしてその思いをいくらか定家が汲み取って、
百人一首に反映してくれたのだとしたら。。。
こんな素敵な女性が日本にいてくれたのがうれしくなるような、
そんな素晴らしい、切ない、お話です

うた恋い。シリーズ本編はこれで終わってしまったようなのですが、
もっともっと見たい!
百話分全部、漫画にして書いてほしいです。
杉田先生~、お願いします~!!

ネタバレの中身は続きを読む、からどうぞ。

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うた恋い。3 全体感想


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2013
05.11

うた恋い。3 和歌物語五

今日の一冊:超訳百人一首 うた恋い。3

和歌物語五

もう書き終わっていたと思っていたうた恋い。3が、
終わっていなかったことに気づきました
そんなわけで、久々に百人一首の話です。

3巻の和歌物語四までは、結構楽しげな話が多かったのですが、
ここで物語は折り返し点に入ります。
政変により少納言が仕えていた中宮定子の立場が危うくなるのです。

そのきっかけを作った一人が、
少納言と親友としてつきあっていた行成様だったわけですが、
行成様がいろんな思いをもって、その決断をしたことが描かれています。
宮中に働く中では、やっぱり心を偽らなければならないことも多かったのでしょうね。

ネタバレの中身は続きを読む、からどうぞ。

本の紹介と、ほかの話へのリンクのページはこちら↓
うた恋い。3 全体感想


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2013
04.17

恋する罪びと

前回からずいぶんと間が空いてしまいました。
またぼちぼち更新しますのでよろしくお願いします。

実家に帰ってから、どたばたした日々が続いていましたが、本だけは読んでいます。
ブログにあげていないのがたまってしまっていますが、
とりあえず、この間最初に詠んだ本の紹介から。

今日の一冊:恋する罪びと

恋する罪びと恋する罪びと
(2000/06)
田辺 聖子

商品詳細を見る


<概要>byPHP研究所
烈しくせつない恋物語を古典や伝説から取り出し、田辺流解釈で楽しむ。
紫式部の恋のかけひきや武蔵とお通の純情秘話など24話を収録。

<感想>
ちょっと久しぶりに古典ものを読んでみました。
田辺聖子さんが、古典のいろいろな話に中から、恋物語を選んで紹介している本です。
業平と高子や、定家と式子様のような有名な古典から、
宮本武蔵とお通みたいな話やら、おじいさんとおばあさんの中のいい話やら。
どれもこれも、なんだか読んでいてじーんとくる話ばかりでした。

個人的には「忍れど」と題された、元子と頼定の話が結構好きです。
もともとお互い憎からず思っていた二人が、
それぞれ別の人と結婚し、はからずもお互いに分かれて、
お互いに一山越えたからこそつながることができるという。
36歳と34歳とではじまった二人の恋の話を、
田辺聖子さんは、中年からの純愛は珍しい、とまとめています。

和歌一つないのですが、頼定の言葉が優しい。
その通りのことを言っていたわけではないでしょうが、
父の怒りによって髪を切られた元子を見て、
振り分け髪がいっそかわいい、少年と少女の昔にかえったようだ、と、
そんな機転を利かせてくれる男の人、素敵です。

そのほかの話もどれもこれもとてもいい話です。

近代の話は、有名な作家達の恋愛話が多かったですが、
あまり詳しくない人達ばかりだったので、それはそれで楽しめました。

なんといってもやっぱり田辺さんの文体がきれいで、
あっという間に読み終わってしまいました。
評価は◎(5段階の上から2番目)です。


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