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2013
07.13

ファインバーグコレクション展

江戸東京博物館、開館20周年記念の、
ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡
を、見に行ってきました。

mv_img_left1305.jpg


風邪ひいたりして、油断していたら、
特別展終了ギリギリの三連休になってしまって、
激混みを避けようと、土曜の夕方から行ったら、大当たり。
ゆっくりじっくり見ることが出来ました

チラシにも名前が出ていた、
抱一、応挙、若冲、蕭白、蕪村、北斎といった巨匠たちについては、
抱一と応挙を除くと作品数があまり多くありませんでした。
応挙はあまり趣味ではないし・・・
ま~、そうだろうとは思っていました。

でも、若冲、蕭白と北斎はさすが!!
特に若冲の菊図三福と、松図は、
応挙やら蕪村の後に見ただけに、
構図のカッコよさ、線のきれいさにため息もの。
蕭白の狂ったほどの人の描写も相変わらずで、
この辺が見られただけでも、見に行ったかいがあったというもの。

あと、今回予想外によかったのは、
谷文晁の「秋夜名月図」。
月の描写が、後期琳派並みにいい感じで、
しかも薄の葉っぱの表現が絶妙。
これまでそんなにいいと思っていなかった作家さんなので、
意外な発見。なかなか良かったです。

あとは池大雅。
今回池大雅の作品は結構大きな作品が複数出ていて、
水墨画の妙をカッコよく見せてくれました。
セットで印象に残ったのは、
池大雅の奥さん、池玉欄の「風竹図扇面」。
小さな扇面に、墨だけで竹の葉と歌が一首。
女性の作家さんだけあって、線が細い繊細な表現が新鮮でした。

後もう一人、やっぱりすごかったのは竹内栖鳳。
猫で有名な栖鳳さんですが、
今回出品されていたのは、題もすごい、
「死んだ鶴図」。
わざわざヨーロッパに行っている時、
市場で見たらしい、殺された鶴がつるされている絵を、
スケッチして色を塗ったような作品でした。
とにかく、若冲とはまた全然違うこの写実性。
猫よりは前の作品だろうとは思いますが、
なんだか写真よりも真実みのあるあの不思議なタッチが、
すでにほぼ完成されている感じで、見入ってしまいました。

2時間ゆっくり、結構すいた展示室内を見ることが出来ました。
俵屋宗達で始まり、葛飾北斎で終わる。
さすがにこれは、やっぱりそうだろう、という並びで、
一番最後にこの二つを見て、満足たっぷりに退場の途につきました。

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2013
05.22

特別展 北斎と暁斎

Category: 和芸術
特別展 北斎と暁斎 -奇想の漫画-

kyousaihokusai.jpg


今日は午後から時間があったので、久々に美術館に!
いくつか行きたいところはあったのですが、
私の中では、「美人観蛙戯図」の印象が強い河鍋暁斎と、
最強の画家、北斎を比較した展示をする、というので、
太田記念美術館に行ってきました。
考えてみたら、ここも初めての美術館です。
そしてここもやはり、フラッシュなしでも撮影禁止でしたので、
絵の映像は添付できずです。すみません。

で、展示なのですが、今回は小さな作品がとにかくたくさんありました。
暁斎も北斎と同じように漫画やら挿絵をたくさん書いていたらしく、
本の閉じ部分を外して開いた白黒の絵がたくさん、ガラスケースに入っていました。
また、北斎の版画は富岳三十六景の刷り物はもちろん、
富岳百景やら、諸国滝めぐりやら、メジャーどころがたくさん!
また、北斎漫画もかなりたくさん展示してくれていたので、
じっくり見ることができました。

今回はなんといってもやっぱりメインは暁斎でしたね。
今まで暁斎の作品をこんなにたくさん見たことがなかったので、
とても楽しませてもらいました。

群を抜いていたのは、やっぱり美人観蛙戯図ですね。
横幅もある大きな画面で、畳の奥のガラスケースの中に展示されていたので、
正座して見入ってしまいました。
暁斎の得意のカエルが生き生きしているのはもちろんなのですが、
それを見ている女性の絵が、美人画の名人顔負けの素敵さです。
近くで見たら、ずいぶんとはっきり、
額を白く塗っていたのにちょっと驚きでした。


あと、暁斎百鬼画談。
巻物状になっていて、カラーでいろんな妖怪の絵が、ずっと並んでいます。
蛙の絵にあるような、生き生きとした妖怪たち。
ついつい、百鬼夜行シリーズに出てきた妖怪がいないか見ていたら、
姑獲鳥がいました。結構やっぱり有名な妖怪だったんですね。
読むまで知らなかったけど。

あと、個人的な猫好きが影響してか、
群猫百態、これ結構感動しました。
うちわの絵として描かれたようなのですが、
小さな画面の中にいろんな格好の猫が。
これ、いろつけてぜひうちわに貼って販売してほしい!!
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2013
03.24

山種美術館特別展 琳派から日本画へ2

Category: 和芸術
山種美術館特別展 後期
 琳派から日本画へ -和歌のこころ・絵のこころ-

rinpa-yamatane.jpg


琳派、しかも山種の日本画ということで、
2月に行った琳派展。
江戸期の特に宗達の作品が後期に多くて気になっていたので行ってきました。

今回はなんといっても宗達や光悦の作品が光りました。
槇楓図屏風もよかったですが、やっぱり今回は楽しみにしていた、
俵屋宗達と本阿弥光悦合作の四季草花下絵和歌短冊帳。

ほんとにすばらしかったです。
金泥・銀泥で描いているので、やはり色落ちしているのですが、
ほぼシルエットにもかかわらず、背景の絵がなんだかよくわかるデザインの正確さと、
色落ちした金とほぼグレーになっている銀と墨の3色しかないのにとてもきれいにみえる、
文字や空間とのバランスの絶妙さ。

朝顔も菊も鶴も、やっぱりこの人たちから琳派デザインは始まったんだな、と、
改めて実感させられました。
ほんとにため息もいのです。

抱一の秋草図、又造の千羽鶴なども期待どおりでした。
明治期以降の作品の差し替えは少なかったですが、見ごたえ十分。
2度見に行ったかいあり、でした。

帰りに山種の喫茶店で生和菓子とお抹茶セットを頼みました。
普通に一食食べられるくらいのいいお値段ですが、
でも、見たばかりの下村観山の紅梅図をモデルにした梅のお菓子がとても素敵で、
なんだかとても贅沢なひと時を過ごすことができました。
山種喫茶

次は4月からもう、始まる百花繚乱です。
これまた花鳥画がきれいみたいで、やっぱり行きたくなりそうです。。。
hyakkaryourann 1

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2013
02.21

山種美術館特別展 琳派から日本画へ

Category: 和芸術
山種美術館特別展
 琳派から日本画へ -和歌のこころ・絵のこころ-

rinpa-yamatane.jpg


琳派、しかも山種の日本画ということで、
2月に入って、特別展が始まってからずっと気になっていたのですが、
やっと、行くことができました。

ところが今回、江戸期の作品は書が結構多くて、
あと、半分くらいは近代以降の作者の作品だったので、
私の大好きな江戸期の日本画は結構少なかったのです。

しかも、館内は一切撮影禁止、ということで、
写真も撮ることができず、残念でした~。

それでも、今回もまたお初に出会えた素敵な作品がありました。
今回一番気に入ったのは、菱田春草の月四題。
春、夏、秋、冬のそれぞれに桜、柳、ブドウ、梅と月の組み合わせ。
中でも秋はすごい素敵でした。
葉っぱ一枚一枚の描写もですが、
ブドウの果実の立体感、粒一つずつの書き分け。

春の桜もなんとも言えない雰囲気で、
ほぼ桜色を使わない画面なのに、なんとも言えない華やかさがあり。
日本画が好きな人だったら、一見の価値あり、です。

あとはやっぱり、光琳の「四季草花図巻」です。
これはたしか、大琳派展にも出ていなかったのではないでしょうか。
墨絵なのですが、ユリ、キク、ケシなどの美しい花々と、
後ろにヤエムグラのような雑草も配置していたりして、
相変わらず小憎らしい素敵な構図。
こちらは前期(3月3日まで)しか出していないようです。

最後に個人的に上二つに劣らず好きだったのは、乾山の絵です。
乾山と言えばやっぱり陶器。
小皿などに描かれている絵が素敵で、
日本画も書いてくれればいいのにな、と思っていましたが、
晩年は絵画も書いていたそうで。
タイトルは、「八橋図」。
小さな絵でしたが、乾山らしい、丸みのある線で、
燕子花図屏風を思い出させるような構図になっていました。
味のある字で、在原業平の和歌も書いてあって、
これまた何とも言えない味わい。
こちらも前期のみの展示で、しかも文化庁所蔵ということなので、
山種の特別展にもそうそう出てくる作品ではないのではないでしょうか。

後期は、俵屋宗達と本阿弥光悦合作の四季草花下絵和歌短冊帳や、
伝宗達の槇楓図、抱一の秋草図などなど、又造の千羽鶴など、
また見たい作品がたくさんあるので、2度目に行こうか迷い中です。
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2013
02.18

尾張徳川家の至宝展

Category: 和芸術
江戸東京博物館開館20周年記念特別展
 尾張徳川家の至宝


久々に江戸時代の作品を見に、博物館に足を運びました。
江戸東京博物館に行くこと自体も久々でした。

今回の展示では、一番大好きな日本画は少なかったのですが、
国宝源氏物語絵巻が出てくるということと、
尾張徳川家が所蔵していた、家光の娘、
千代姫の婚礼道具一式が出てくるということで、
ちょっと楽しみにしていました。

展示リストを見てわかっていたこととはいえ、
やっぱり日本画が少なくてちょっと寂しかったですが、
普段見ないような物がいろいろとあって、
視野を広げるという意味ではとても面白かったです。

なんといっても日本刀が、何本も並んでいるのは圧巻。
乕徹の脇差もありました。
とにかく、刃文が当たり前のことなんでしょうが1本ずつ全然違う。
じっと見ていると、刃文が動いているように錯覚するくらい、なんか不思議な模様でした。

展示の中で、良かったものを3点。
まず、3位は大筒です。
唐銅飛龍型大筒、という名前でした。
正面から見ると竜のようですが、翼のようなものがあり、
しっぽは鯉かなにかの魚のようでした。
これ、撃てるんでしょうか。尾張徳川家のものですから、
もちろん撃つとか考えて作られなかったんでしょうね。
hyakumeoozutu.jpg

で、2位はお能の面です。
面はいろんな種類があったのですけれど、気に入ったのは狐面。
これは狂言で使う面だそうです。目のところにちゃんと穴が開いています。
すごくよくできていて、本当に狐の特徴がうまく出ていて。
これを被った人が神社とかにいたら、本気でドキッとしそう。
kitunemen.jpg

1番よかったのは、源氏物語を入れていたという蒔絵の箱です。
蒔絵の作品は今回、どれもこれもすごかったのですが、
難を転ずるということで、縁起が良いとされた南天が描かれていたこの作品。
実の一つ一つまできらきらと輝いて美しくて、
まさに溜息もの。しばらく見とれてしまいました。
gennji-makie.jpg

特別展は来週24日までやっています。
17日は週末でしたけどそんなに混んでいなかったですし、ぜひおすすめです。

次は、山種美術館の琳派展です!
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