蹴りたい背中 (2003/08/26) 綿矢 りさ 商品詳細を見る |
<概要>
高校に入ったばかりの蜷川とハツはクラスの余り者同士。
やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく…
いびつな友情? それとも臆病な恋!?
不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、
待望の文藝賞受賞第一作。
第130回芥川賞受賞。
<感想>
予約本待ちの間に、と思って借りてみた、初の綿矢りささんの本。
あらすじは確かに、書いてある通り。
最後、くっつくかくっつかないかもよくわからないまま終わってしまいました。
一斉風靡した作品だし、表紙もタイトルも気になってたので、読んでみたのですが。。。
もうちょっとすがすがしい青春ものをイメージしてたら、
なんか、とても気持ち悪い感じ。
文学って呼ばれるやつはやっぱり、悶々としてないといけないんだろうか。
主人公も、主人公が惹かれてる男の子も、
どちらもなんか何がしたいのか、何が不満なのか。
この間読んだ、ライムギ畑とおんなじもやもやした世界でした。
なんかこういうもやもやしたのが苦手だって友達に話したら、
若いころはもやもやすることがあったでしょ?って言われたけど、記憶にありません。
こんな風なもやもやを体験している人が、
そんなに多いとは思えないんだけど、どうなんだろう。。。
とりあえず、綿矢りささんの作品を近々また読みたい、
とは思えませんでした。
最近辛口批評的な感想が続いていて、自分的にもちょっと嫌です。
楽しい本が読みたい。。。
結果としてやっぱり評価は△(5段階評価の下から二番目)です。
良かったらぜひ押してください↓
続きを読む
スポンサーサイト