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2014
03.17

いのちのパレード

いのちのパレード (実業之日本社文庫)いのちのパレード (実業之日本社文庫)
(2010/10/05)
恩田 陸

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<概要>
無国籍な不可思議空間にあなたをご招待
あちこちから指や手の形をした巨岩が飛び出す奇妙な村に、妻と私はやって来た(「観光旅行」)。
主人公フレッド君が起きぬけから歌うのは、ミュージカルだから(「エンドマークまでご一緒に」)。
「上が」ってこの町を出るために、今日も少女たちはお告げを受ける(「SUGOROKU」)。
小説のあらゆるジャンルに越境し、クレイジーで壮大なイマジネーションが跋扈する恩田マジック15編。

<感想>
恩田陸さんの短編集ということで、前知識なく手に取ってみました。
光の帝国シリーズとかよりもかなり気持ち悪い感じだなぁと思っていたら、
もともとホラーものの短編連載という企画を1冊の本にしたものだったとか。
ホラー・・・普段はまったく読まないジャンルなので、
なんだかやっぱり、違和感ありまくりでした。

14本の雑誌連載の作品に加えた単行本オリジナルの夜想曲はなかなかいい感じでした。
やっぱり人造人間もの、好きです。

あと、一番よかったのは蝶使いと春、そして夏、です。
人の魂をあの世に送るときに、チョウがその道を導いてくれる、という。
お盆のころに、蝉やトンボ、翅のある虫に乗って先祖の魂が帰ってくる、
という話を思い出したりして、蝶使いの行い一つ一つが、
なんだか目に浮かんでくるような気がして。

やっぱり恩田陸ファンタジーっぷりが生きててくれてよかった。
と、最後には思わせてくれる1冊でしたので、
評価は◎(5段階評価の上から二番目)です。





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2013
11.10

夜のピクニック

またまたすっかり間が空いてしまいました。
最近、ネット小説を適当に見て歩いていたら、
どっぷりはまってしまいまして。
感想、どこかでまとめたい気もするんですが。
とりあえずは普通の本の方から。


夜のピクニック夜のピクニック
(2004/07/31)
恩田 陸

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<概要>
全校生徒が24時間かけて80kmを歩く高校の伝統行事「歩行祭」。
3年生の甲田貴子は、最後の歩行祭、
1年に1度の特別なこの日に、自分の中で賭けをした。
それは、クラスメイトの西脇融に声を掛けるということ。
貴子は、恋心とは違うある理由から西脇を意識していたが、
一度も話をしたことがなかった。
しかし、ふたりの不自然な様子をクラスメイトは誤解して…。

<感想>
恩田陸さんの作品で、前々から読んでみたかったこれ。
やっと手元に届きました。
ま~、今更、という本ではあるのですが。。。
やっぱり一度代表作って読んでみたいですよね。

恩田陸さんと言えばばりばりファンタジー、というイメージだったけれど、
空想ではあってもかなり現実的な話でした。

たかだか1日半の中で、登場人物も限られている中、
繊細に風景描写、心理描写、言葉の掛け合いを、
繰り返し重ねていく文章がとてもきれいでした。

読み終わって、内容としても、文章のきれいさにも
ジーンとくる、独特な読了感。
予想通りとてもいい作品です。

それにしても、80キロを1日半で歩くって。
想像がつかない大変さだろうな~。

でも、そういうむちゃくちゃなことが出来たのは、
やっぱり大学生までだった気がするし、
頭を空っぽにしてずっといろんなことを考え続けられるこの時間、
確かに、宝物のような時間だろうな。
なんだかうらやましい気がします。

正直、予想していたのとは結構違う内容だったのですが、
評価は◎(5段階評価の上から二番目)です。




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2013
04.29

ユージニア

今日の一冊:ユージニア

ユージニアユージニア
(2005/02/03)
恩田 陸

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<概要>by角川書店ユージニア紹介ページ
ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。
町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。

<感想>
恩田陸さんの出世作?
こちらは第2回本屋大賞と、吉川英治文学新人賞のダブル受賞作だとか。

こちらもファンタジーというよりはミステリーに近いのかもしれないけれど、
本の構成がすごい独特で、後の方の恩田陸さん作品を彷彿とさせる雰囲気が漂っていました。

以前起こった殺人事件を、それに関係した様々な人達にインタビューした本を出版した人がいて、
その人も含めて、事件にかかわっていた人をまた新たにインタビューした別の人が、
インタビューの内容を綴っている形で物語が進んで行って、
最後は、2人目に事件の真相を追おうとした人と、
一人目のインタビューした人の視点で物語が閉じていきます。

犯人はかなり最初にいきなりわかっているにも関わらず、
最後の最後まで、なんとなく不安な感じというか、
本当にそうなのか、気になるまま話が進んで行って、
結局最後まで、なとなくモヤモヤ!!

東野圭吾とかの謎解きすっきり感は味わえません。
でも本当の事件とかってこんな感じなのかな、と思わせるような、
謎めいた雰囲気はちょっと趣深いです。

あと、目が見えない女性がとても重要な役割を果たすのですが、
結末を読んだときに、H.G.ウェルズの、「盲人の国」という短編を思い出しました。
タイトル的にも、この短編だけでなくて、ウェルズの影響が大きいのかな、
と改めて思ったんですけれど、どうなんでしょう。

話の進め方も、中身もすごいおもしろかったんですが、
謎解き的なすっきり感が味わえず、読み終わってもモヤモヤするところが微妙なので、
評価は差し引き平均の○(5段階の真ん中)です。



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2013
04.27

訪問者

今日の一冊:訪問者

訪問者訪問者
(2009/05/14)
恩田 陸

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<概要>
山中にひっそりとたたずむ古い洋館-。
三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が立てたその館に、
朝霞家の一族が集まっていた。
千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。
晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。
「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」
孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?
一堂に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!
冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。
数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた。
果たして、「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?
そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った-。
嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー!

<感想>
ちょっとミステリー系が続いたので、恩田陸さんのファンタジーを、
と思っていたのに、なぜかまたミステリーになってしまった。

大富豪の兄弟たちが遺産を巡っていさかいを起こしている中起きた、2つの不審死。
不審死を遂げた峠昌彦の友人、井上が謎を解こうと現場に踏み込んでいくけれど、
そこでさらに人が死に、館からの一本道もがけ崩れでふさがれてしまうという、
ものすごーくオーソドックスな話。

謎解きの結果自体は、そうきたか~、という程度でそう驚きもなかったけれど、
最後の幕引きのところは何となく、今までは読んだことのないパターンでした。
が、すごい物語自体がライトで、あっという間に読み終わってしまった。

超オーソドックスだったし、謎も特にすごいものでもなく、物足りなさ感が残ってしまった。
やっぱり恩田陸はファンタジーの人かな、という気がしました。
というわけで、評価は△(5段階の下から二番目)です。



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2013
01.05

エンド・ゲーム

今日の一冊:エンド・ゲーム(図書館より)

エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)
(2006/01/05)
恩田 陸

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年明け最初の本の紹介ということで、
心機一転テンプレートを変えてみました。

読んでからちょっと日が経ってしまったエンド・ゲーム。
常野物語3部作の最後の作品ということで、楽しみにしていました。

1作目の光の帝国がとても良かっただけに、
期待しすぎていたところがあったのかもしれませんが、
もうちょっと、前2作の夢やら希望の雰囲気を残して欲しかったかな、
というのが正直な全体の感想です。

でも恩田陸さんの作品自体は気になるので、今後も読んでみようと思っています。

そんなことでいつものように、ネタバレ感想は続きを読むからどうぞ。
長いので2回に分けてご紹介しようと思います。

またこの作品の前日譚となるオセロ・ゲームとエンド・ゲーム後半のネタバレ概要はこちら↓
光の帝国
エンド・ゲームその2


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