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2013
06.17

百鬼夜行 陰

定本 百鬼夜行 陰定本 百鬼夜行 陰
(2012/03)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>by「BOOK」データベース
「妖怪」はいずこより来るのか…。
人の心は闇にあらねども、揺るぎないはずの世界が乱れたとき、
その裂け目から恠しきものが湧き出し、取り憑く。
他人の視線を畏れる者、煙に常軌を逸した執着をもつ火消し、
「海」を忌む小説家…。
日常に潜む恐怖を描く十の短篇から成る「京極堂サイドストーリーズ」。

・小袖の手
・文車妖妃(ふぐるまようび)
・目目連(もくもくれん)
・鬼一口
・煙々羅
・倩兮女(けらけらおんな)
・火間虫入道
・襟立衣
・毛倡妓(けじょうろう)
・川赤子

<感想>
長い長い塗仏の宴文庫本6冊を抜けて、次は短編集、
ということで、かなりほくほくと楽しみに読んだのです。
けれども、なんか、ちょっと。。。

タイトルからして、そのままではあるのですけれども、
百鬼夜行なのでいろんな妖怪が出てきて、
その妖怪にちなんで、これまでの事件に出てきた様々な人たちの、
事件前日譚がちりばめられている感じでした。

どちらかというとわき役的な人達が主人公になっていて、
唯一関口さんを除いて、メインキャラは雰囲気を醸しつつも出てこないという。

正直な話、気持ち悪さばかりが先にたってしまって、
百物語的な。。。オカルトチックな感じで、
ちょっと求めていたのとは違う感じでした。
でも、ここの出てきたちょっとした情報が、
今後のまた百鬼夜行シリーズ本編にかかわってきたりして、
とか思って、やっぱり一言一句読んでしまったのですが。。。

話的に一番怖かったのは煙々羅、かな。
煙に取りつかれてしまう人の話と言ってしまえばそんなじゃないですけど、
人が狂っていくときの怖さがにじみ出ていました。

あと、もともと鳥山石燕の絵がすごいいつも独特でうまいのですが、
目目連の絵が、ほんとだったら怖いけれど、
すごい良くて、なんか繰り返し見入ってしまいました。

なんだかんだとそれなりに楽しみはしましたが、
やっぱりちょっと物足りないということで、
今回は評価は厳しく△(5段階評価の下から2番目)で。
次のシリーズ本編に期待!です。


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2013
06.08

塗仏の宴 宴の始末 下

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦

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<概要>
「愉しかったでしょう。こんなに長い間楽しませてあげたんですからねえ」。
宴の”黒幕”は笑った。
かつて戸人村でおきた事件の真相、
十五年後の再開に仕組まれていた邪悪な目論見、
そして囹圄の人たる関口巽は助かるのか:・・。
事件のすべての謎を明かした果てに京極堂は時代の勢を察す。


<感想>
やってくれました、京極夏彦さん。
これまで5冊分たまったもやもやを全部吹き飛ばしてくれる爽快さ!
大満足の1冊、塗仏の宴、最終巻でした。

謎解きについては、作中の青木さんのセリフにもあったように、
これまでと違って、この話は京極堂の事件だったということもあって、
京極堂しかしらないことが多くて微妙な部分もありましたけど、
姑獲鳥の夏、魍魎の匣、狂骨の宴、絡新婦の理、と、
鉄鼠の檻を除く4つの話すべてから伏線を引っ張ってきた徹底ぶり。
今回核心にいた内藤さん、残念ながら私はあまり記憶に定かでなかったです。
姑獲鳥の夏は、そこまですごいと思わなかったから印象が薄かったのか。。。

村上刑事もそんな大事な位置にいたとは気づかなかったし。
いつもながらそれなりに裏切ってくれる展開で楽しめました。

それから今回は、これまでになく乱闘シーンがあったり、
由布さん救出時からの、榎木津さんがケンカに強い側面がいっぱい出てきて、
崖から邪魔者を突き落したりするシーンやら、
木場さんとあわや対決というあたりとかは、かなりわくわくさせてくれました。

でも今回は、とにかく京極堂がカッコよかった!
やっぱり京極堂の事件だったということで、
京極堂の内面に迫るような部分がとても多く出てきたのも影響してるんでしょうが、
猫目洞での潤子さんとのやりとりが妙に色っぽいし、
乱闘の中を一人、影のようにすり抜けていくシーンとか、
魍魎の匣以来、久々に頭にリアルに映像が浮かび上がるような感じがして、
ほんとにドキドキしてしまいました。

しかもこの終わり方は、大ボスとしてまた、
堂島大佐と藍童子は絶対でてきますよね~。

百鬼夜行シリーズの未読本がまだまだあることに感謝してしまう1冊でした。
5冊分のストレスも吹き飛ばしてくれましたし、
2冊連続で、評価は☆+1の殿堂入り、という感じです。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・塗仏の宴 宴の支度(下)
・塗仏の宴 宴の始末(上)
・塗仏の宴 宴の始末(中)



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2013
06.04

塗仏の宴 宴の始末 中

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(中) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(中) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>
「真逆(まさか)ゲームが続いていた訳じゃないだろうな-」。
中禅寺は電話口でそう云ったという。戸惑う記者・鳥口。
眩暈(めまい)坂を次々に上がってくる男たちの口から複雑怪奇な出来事が語られ、
古本屋の座敷で収斂していく。
揆を一にして伊豆では「成仙道」と「みちの教え修身会」が
バリケードを挟んで対峙。村中は鳴動した。

<感想>
始末に入って2冊目になり、さすがにここから怒涛の謎解きだろう、
という予想を裏切り、一冊かけて、これまでにバラバラに描写されていた事件の情報が、
やっと京極堂のところに集まったところで、

終わり?!

華仙姑処女(かせんこおとめ)の独白で、
へびと村の人がいなくなった当時のことがでてきますが、
なんかこれもまた記憶がいじられてる感じがするし、
とうとう、敦子は安否がわかったけれども、明らかに洗脳されてる感じ。
自体は一向にましになっていかない。
木場と榎木津も行方不明のまま。
もう何が何やら。。。

この引張りぶりはなんなんだろう。
全部で6冊の塗仏、うち5冊謎の風呂敷を広げるだけというので、
さすがにもう、ストレスが・・・どう収拾つけるんだ~。。。

とにかく、もう次で最後なので、こうなったら読むしかない。
今回ストレスがたまった分、評価は○(5段階の真ん中)です。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・塗仏の宴 宴の支度(下)
・塗仏の宴 宴の始末(上)


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2013
06.01

5月のまとめ

今年ももう半分、6月になっちゃったわけですね。
梅雨に入ると雨の日が多くなるから、本を読む機会が増えるかな、
と、ちょっと今年は梅雨が楽しみな気もします。
5月にご紹介した本をまとめます。

偶然の祝福 (文芸シリーズ)偶然の祝福 (文芸シリーズ)
(2000/12)
小川 洋子
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八日目の蝉八日目の蝉
(2007/03)
角田 光代
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この羽 だれの羽?この羽 だれの羽?
(2013/04/13)
おおたぐろ まり

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風光る 33 (フラワーコミックス)風光る 33 (フラワーコミックス)
(2012/12/26)
渡辺 多恵子
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦
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超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版
(2012/04/20)
杉田圭
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雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物雨の日は森へ―照葉樹林の奇怪な生き物
(2013/03)
盛口 満
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うた恋い。和歌撰 恋いのうた。うた恋い。和歌撰 恋いのうた。
(2013/03/15)
渡部 泰明
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (中) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (中) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (下) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (下) (講談社文庫)
(2006/04/14)
京極 夏彦
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星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ (星新一ちょっと長めのショートショート (1))星新一ちょっと長めのショートショート〈1〉宇宙のあいさつ
(2005/08)
星 新一、和田 誠 他
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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦
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新訳絵入現代文 伊勢物語新訳絵入現代文 伊勢物語
(2011/02)
竹久 夢二 (イラスト), 吉井 勇 (翻訳)
紹介ページへ


5月は、塗仏に手を出してしまったので、半分くらい京極ワールド。
そして半分は古典。
漫画が1冊と、寂しいのはちょっとまぁ、しょうがないかな。

あとは、小川洋子さん、角田光代さん、星新一さん、
3人とも読んでみたかったのになんか機会がなくて読まないままだった作家さん、
とうとう読み始めた、のがよかったかな。

京極さんの塗仏、ずっと読み続けてますが、
まだ先の展開が読めず、結構暗い展開が長いので、
だんだん読んでるのがつらくなってきました。。。
あと1冊半で、いつものようにすっきりと気持ちよく、
怒涛の謎解きで楽しませてもらえることを期待して!

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2013
05.29

塗仏の宴 宴の始末 上

今日の1冊:塗仏の宴 宴の始末 (上)

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上) (講談社文庫)
(2006/05/16)
京極 夏彦

商品詳細を見る


<概要>
「その時は、それが真実になってしまうのです」。
「成仙道」の幹部・刑部を前に、家族を”喪った”男・村上貫一は大きく揺れた。
同じころ、「韓流気道会」の毒手は、突如消息を絶った木場を追う二人の刑事、
青木と河原崎へと伸び、華仙姑処女は”開かずの間に居たモノ”にまつわる
戦慄の体験を語りはじめる。

<感想>
なんだか今までになく、短編の連続みたいな構成で、新しい感じがしました。

やっと妖怪としての塗仏が出てきた、と思ったら、
本文中に、仮面みたいなものを被った塗仏が?!
これって今までにないですよね。
なんなんだろう。

あんまり大事だとか思っていなかった刑事さんが結構大事キャラだった?
木場さんも行方不明になるし、由布さんが話し始めたと思ったら核心まで達しないし。

ん~・・・・

後半戦、始末になったのでそろそろ謎解きが始まるかと思っていたのに、
まだ全然、でした。

最後の部分、二人を待たせて京極堂がなかなか出てこなかった電話の話は、
さすがに、茜さん死亡と関口さんが容疑者、という話、ですよね?
も~、それが動き出さないと何とも。

とにかく、次を見なければもうなんとも言えません。
評価は◎(5段階の上から2番目)です。



関連する百鬼夜行シリーズの感想はこちら→
・塗仏の宴 宴の支度(上)
・塗仏の宴 宴の支度(中)
・塗仏の宴 宴の支度(下)


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